NBA界のキング・レブロンジェームズ。そのジェームズと共に優勝を経験したアンソニー・デイビス。そこに加わったトリプル・ダブル製造マシーンのラッセル・ウエストブルック。
未来の殿堂入り確実の3選手を軸に、優勝候補大本命と期待された2021-22シーズンはご存知の通り、ファンの期待を大きく裏切る結果となりました。
フロントはテコ入れとして、昨シーズンまでチームを率いたフランク・ボーゲルヘッドコーチを解任し、新指揮官にアシスタントコーチとしてミルウォーキー・バックスの優勝に貢献したダービン・ハムを新HCとして採用しました。また、セカンドユニットにはホワン・トスカーノ・アンダーソンのほか、トロイ・ブラウンJr.やトーマス・ブライアントといった若手を迎え、再出発する構えを見せています。
このようにロスターを刷新したとしても、直接的に優勝を請け負うのは冒頭で言及した3名のスター選手であることに変わりはありません。しかし、マーケットでは昨シーズン不調に苦しみ、レブロンとの相性も疑問視されたウェストブルックのトレードが議論されていますね。
クリーブランド・キャバリアーズでレブロンと共闘経験のあるカイリー・アービングを対象とした大型トレードは客観的に見ても合理的に映り、さらにウェストブルックは長年連れ添った代理人のサド・ファウチャーと袂を分かったことから、移籍は既定路線かのように思えます。
しかし、ここにきて『Yahoo! Sports』の報道によると、3人はサマーリーグ開幕週の週末に電話会合の場を設けたようです。そして、それぞれが互いへのコミットメントを表明し、成功を誓い合ったといいます。「この会話でビッグ3が“優勝”という共通の目標を掲げ、それに向けて同じ思考を持っていることを確認しあった」とのことです。本当か?
加えて、新HCのハムも就任以来、ウェストブルックを今シーズンの構成に含んでいるとコメント。ウェストブルックは引き続き先発ポイントガードであり、「他球団への移籍は想定していない」と明言していましたね。
しかし、これには真逆の意見も存在します。もちろん、その渦中にいるのは、ウェストブルックです。同選手の残留論を覆すエピソードのひとつに、レブロンとウェストブルックは互いにサマーリーグの会場へ姿を現したものの、両者が交流する気配を見せなかったことがが大きな話題になりました。また、代理人との決別もレイカーズ残留を勧めたためと言われています。
『ESPN』のオーム・ヨンミスク記者は、2人の関係は溝ができるほど深刻なものではないが、冷え切った関係にあるとコメント。また、「ウェストブルックがファウチャーから提案されたレイカーズ残留と、ハムのサポートを望んでいないことは明らかだ」とし、ラスの移籍に一票を投じています。
さらに、同記者はウェストブルックのトレード要望の真偽にかかわらず、レイカーズが一貫してロスターのアップグレードを目的にアービング獲得を画策してきたと指摘。そして、このプランにはレブロンも賛同していると報じられていましたよね。
ビッグネームにつきまとう噂は、NBAの名物ですよね。しかし、オールスタークラスが絡むとなると、すべてが真実でも実現しないという可能性も大いに存在します。汚名返上が義務となるレイカーズは、どのようなロスターで望むのか。マーケット閉幕まで引き続き目が離せないですね!
個人的にはウエストブルックは放出してほしいと思います!
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