【子育て論】子供の「自主性」がないと嘆く親が取るべき行動

子育て

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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ビジネスの現場では、人前でハキハキと話せる「社交的な人」が有利だと思われがちです。しかし、それとは逆の「内向的な人」は社会人として必要なスキルを兼ね備えていると言われています。「内向的な人」こそ、冷静さ・思慮深さ・協調性といったビジネススキルを兼ね備えているのだとか。

今回は内向的であり、自主性のない子どもに対して親が是非取るべき行動を紹介していきます。

内向的な子供のリーダーシップ

日本の学校では、控えめなタイプが学級委員などになる機会はほとんどなく、リーダーとしての経験を積むチャンスが少ないのではないかと私は思います。

ご自身の子供が内向的で、そういった代表者になる機会が少ない。でも入試の推薦を得るためには、学級委員、生徒会長をやっているほうが絶対にいい。だから内向型なりのリーダーシップを身につけてほしい、なんて思っている方いるかもしれませんね。

たしかに成績が良くてハキハキとした生徒がクラスリーダーに選ばれることが多いかもしれません。しかしこのような決め方が悪いとはいいませんが、一部の生徒にしかリーダーシップを学ぶ機会がないのは問題です。

なので、親ができることを2つ挙げたいと思います。

1つめは、クラス運営の役職は「交代制」にすべきだ、と先生に進言することです。

クラスリーダーのようなポストを、1年中ずっと同じ生徒が務める必要はないと思います。学期ごとに交代しても支障はないはずですし、実際、リーダーに向いている子がクラスに1人しかいないわけではないでしょう。

リーダーシップを学ぶ機会は、もっと平等に割り振らないといけないと思うのです。先生にその点を気づかせるのは、保護者しかいないと思います。(まあ学校の先生は融通が効かないし、新しいことにチャレンジしない臆病者が多いので採用されない可能性もありますが)

声を張って統率することだけがリーダーシップではない

2つめは、子供がクラスの活動によりコミットできるように、保護者が声がけをして働きかけることです。

実は、リーダーシップを学ぶ機会は、学級委員のようなポストを経験する以外にも、日常の中にたくさん隠れていると思います。

たとえば、クラスメートが困っているときに、ちょっとした手助けをすること、これも「メンバーの支援」という一種のリーダーシップです。先生がプリントを配るのを手伝うのも同様です。

内向型の子であっても、このような行動を通じてクラス運営に貢献することができます。大きな声を出してクラスメートをまとめたり、クラスの先頭に立って引っ張ったりすることだけがリーダーシップではないのです。

親としては、様々な形でクラス活動に関わることが、リーダーシップを培う糧になるということをお子さんにアドバイスしてあげましょう。

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