【ライフ】メンタルの切り替えは「根性」ではなく「技術」

ライフ

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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近年、「頭の回転の速さの象徴」としてお笑い芸人が多くの場面で活躍しているのが目立ちますね。
漫才、コントだけに限らず、コメンテーター、アナウンサー、俳優など幅広く活躍しています。
お笑い芸人はとにかくコメントの返し、つまり頭の回転がとにかく速い。
それらはもともとの素質なのでしょうか。吉本クリエイティブ・エージェンシーに所属するお笑い芸人を例えにして、
今日はお話していきたいと思います。

メンタルの切り替えは「根性」ではない?

NSC(お笑い養成所)で授業をしていると日中はビジネスパーソンとして仕事をしている生徒に人気の高い内容があります。
それは「気持ちの切り替え」に関するものです。

芸人を目指すうえで全員が必ず「スベる」経験をします。
ですが、そういったときに気持ちを切り替えができなければ、失敗を引きずってしまい、その後の活動に大きな影響が出てしまいます。その意味では、「売れ続ける」芸人になるためには「切り替え」はマスト能力だと言えますよね。

このことはビジネスでも応用できると生徒が教えてくれたこともあり、授業以外の講演などでも私なりの気持ちの切り替え方について話をするようにしています。

私は気持ちの切り替えは「根性」ではなく「技術」だと考えています。
無理やり気持ちを奮い立たせようとしても限界が来てしまいますから、テクニックとして「切り替え方」を身につけましょう。
そうすることで、ムラの少ないメンタルをつくることができます。それでは、それぞれ見ていきましょう。

ミスや失敗をしたときのネガティブな心をポジティブに切り替える方法は2つあります。

スキル1 「事実」と「感情」をわけて考える

1つ目は「事実」と「感情」をわけて考えることです。
たとえば、自分が作った資料にミスがあったとします。
ネガティブな人はミスが発生したときに自分のことを責めてしまいます。
「自分は要領が悪い」「仕事に向いていない」と複雑に考えてしまいますが、そうではありません。

1つミスしたからといって、仕事に向いていないわけではないですし、ましてや人格を否定する必要はありません。

ミスが起きたら「確認を怠った」「時間の管理ができなかった」とミスの原因となった事実だけに向き合うようにしましょう。
感情的になることはダメではありませんが、必要以上にミスを引きずってしまう原因になってしまうので要注意です。
メモなどに「事実」「感情」の欄をつくって素直に思ったことを分類しながら書くと頭のなかも整理されるのでおすすめです。
「ミスをして当たり前」という大胆さも必要になります。

スキル2 失敗を長い目で捉える

もうひとつの方法は起きたことを長い時間のなかで考えてみることです。
ネガティブなことをそのまま「終わり」と済ませるのではなく、次のきっかけのスタートラインとして捉えてみましょう。

失敗を俯瞰して、「これは未来に向けて必要なプロセスだった」と言ってみるのもいいでしょう。
ポイントはその瞬間だけを見るのではなく、これから先のことも踏まえて、長い時間のなかでその事柄を見てみることです。

これら2つのスキルを実践して、素早く切り替えられる頭をつくっていきましょう。
どんなに優秀な人でも「一度も失敗をしたことがない!」という人は存在しないでしょう。

仮に失敗しても次のステップで成功すれば、その失敗は「大事な経験」に変わっていくはずです。
たまたま勉強で見ていた動画サイトのコメント欄でこんな素敵なコメントを見つけたことがあります。
「人生にリセットボタンはないけれど、スタートボタンは何度でも押せる」私はこの言葉にいつも勇気づけられています。
いつまでもくよくよするのはやめてスタートボタンを押しましょう。

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