わたしたちがいま生きているのは「ストレス社会」とも呼ばれる、精神的に疲労が溜まりやすい時代ですよね。
特に「コロナ禍」というのもあり、気持ちが沈みがちな人も多いのではないでしょうか。
人間関係や仕事、お金や健康など、悩みの種を挙げはじめたらきりがないですが、むやみにストレスを溜め込んでしまうと心身に不調をきたしてしまうものです。
そんな中
「あの人ストレスなさそうだな」
「メンタル強いなあ」
と思う人も近くにいませんか?
なぜその人たちはメンタリティが強いのか、紹介していきます。
ミスしたって別に死なない
「メンタルが強い」はある種のスキルだと思っています。
つまり訓練すれば身に着けることができるのです。
強くなければいけない、なんて考える人のいますが、別に弱くても構いませんが
強い方が幸せを感じれる瞬間は多いと思います。
私も昔はストレスを抱え込むタイプだったのですが、最近はほとんどストレスを抱えていません。
むしろかなり幸せを感じているほうです。
それは何故か。
「別にミスしたって、失敗したって、生きてられるから」です。
ある芸能人?かドラマ?か忘れてしまいましたが、死んだ祖母からの教訓で「そんな失敗したって死にゃあせん」という発言がありました。
その通りだなと思いました。
生きているだけで幸せと思えるようになれば、割と何でも気楽に生きていけます。
悔しさや悲しさを感じてしまう理由
悪口、非難、中傷を浴びせられたとき、悔しい気持ちや悲しい気持ちになることがあります。悔しさや悲しさを覚えるのは、「相手の言っていることを受け入れ、それに反論したい」と思うからです。
お釈迦様が、「ラージャグリハ」(古代インド、マガダ国の首都)で説法をしていたときのことです。バラモン教の若い僧侶から、いわれのない非難、中傷、悪口を投げかけられたことがあります。
その僧侶は、多くの人々から尊敬を集めているお釈迦様を妬ましく思っていました。そして、一計を案じたのです。
「罵詈雑言を浴びせれば、腹を立てて罵詈雑言を返してくるに違いない。そうすれば、お釈迦様を尊敬している人々も見捨てて去っていくだろう」
凡人であれば、「売り言葉に買い言葉」で、言い返してしまうところです。あるいは、相手の言葉に傷つき、落ち込んだりするかもしれません。
的外れな非難中傷は受け取らない
しかし、お釈迦様は、「許せない」と憤ったり、「悲しい」と傷つくこともなく、ただ、心静かに聞いているだけでした。そして、その僧侶から、「どうして腹を立てないのだ」と問われたとき、お釈迦様はこうおっしゃいました。
「バラモンよ、あなたのところに客がやって来て、その客に食べ物を出したとする。客が食事をしなければ、残された食べ物は誰のものになるか? 食べ物はあなたのものになる。それと同じように、私は、あなたが差し出した悪口は受け取らない。だから、その悪口はあなたのものだ。持って帰るがいい」
お釈迦様は、「ひとつの岩の塊が風に揺らがないように、賢者は非難と賞賛に動じない」とおっしゃっています。お釈迦様が「動じない」のは、的外れな非難中傷を「受け取らない」からです。受け取らなければ、苛立つこともなくなります。
相手を打ち負かすのではなく「聞き流す」
自分に悪口を言っている相手に、同じ言葉を返す必要はありません。怒りに対して、怒りをもって報いるのは、火に油を注ぐだけです。言い争いは、お互いに憎しみの気持ちを大きくします。
打ち負かすのではなく、聞き流す。的外れな誹謗中傷なら、受け取らない。それが「非難や悪口に動じない」ための妙諦(すぐれた真理)です。
(ー『苦しみの手放し方』より一)
ストレスの解消法を「お金がかかるもの」にするな
ストレス解消法は人によって様々ですが、オススメしないのが「お金がかかること」です。
高い買い物をする
美味しい物を食べる
これは自分の生活水準を上げてしまっているので、損をすると思うのです。
例えば「美味しいもの=高いもの」と思っている人は注意が必要です。
「肉が食べたい→フィレ肉が食べたい→高級レストランにいく」と思考が働く人はその日に10,000円のフィレ肉を食べたとすると、次は10,000円以上の物が食べたくなると思うのです。結局お金がかかっていき、生活が苦しくなり、ストレスが溜まるという負のループが始まります。
私は「ストレス解消法」がないです。
それは日頃から「タマゴスタンド理論」で物事を判断しているからです。
昭和の時代、卵を置くだけために発明された「タマゴスタンド」というのがありました。
割とお金持ちの家庭にあったものです。
極論言うと「いらなくね?」と思うのです。
別にタマゴスタンドなくても冷蔵庫に入れれるじゃんと私は思いました。
世の中、必要以上に「便利」を押し売りされます。
そして消費者である私たちは様々なマインドコントロールをされています。
「あったら便利だよね」は「別になくても生きていけるよね」だと私は思うのです。
「フィレ肉じゃなくても豚バラでも十分幸せじゃね?」と思えれば自然とストレスは減っていくものだと思います。
できるだけ選択回数を減らす生き方
生きていく中で様々な選択が強いれらる現代社会ですが、人間が1日に選択できる回数は70回と言われています。
選択はエネルギーを使うのでストレスを溜め込んでしまいがちです。
そこで1日の選択回数を減らす技術もストレスを軽減させるスキルだと思います。
例えば外食をする際は、安いものを選ぶ、飲み物は普段飲まないものにするなど「どうしようかな?」と考える時間を減らすのです。
クーポンが発行されている店があれば迷わずそれを選ぶというのも貴族価格でその店を利用できるわけですから、庶民よりお得感を得られるわけです。
休みの日に起きてから寝るまで分刻みに予定を入れる人もいますが、時間に縛られる生き方はストレスを溜め込みがちだと思います。
意外と簡単にストレスを解消する方法は世の中にたくさん溢れています。
自分にとって合う解消法を見つけてみてください。
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