【子育て論】子供と寝るのは何歳までがベストなのか

子育て

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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家の各部屋に何を置き、何を排除するべきか。
日々の暮らしの中で、どういう家族関係をつくるべきか。
子どもにはどんな習慣をつけさせ、そしてどんな悪癖を断ち切るべきか。

考え始めるとたくさんの悩みが溢れてくる子育て。その悩みの1つでもある「何歳まで親と寝るか」問題。

今日はその悩みを解決する1つの機会になればいいなと思います。

欧米式と日本式の子育ての違い

欧米では一般に生まれてすぐに子どもに個室が与えられ、赤ちゃんの頃から、ひとりで寝ます。
対して日本の子育てでは、「川の字」という言葉があるように、幼いうちは一緒の布団で寝て、成長してからもある程度の年齢になるまで同じ部屋で布団を並べて寝るのが一般的です。つまり、子どもは母親と「密着」と言えるような状態で育ちます。それが、成長してからも子どもが親離れできない原因とも言われているのです。

そのため、近年では欧米式の子育てのほうが、子どもの自立を促すという点で取り入れられている家庭が増えてきている気がします。
しかし、そこにはひとつの落とし穴があるのです。
欧米では子どもの前でも夫婦がハグをしたりキスをするなど、愛情表現が豊かです。よく海外のドラマとかで必ず寝る前にキスなどしてますよね。
そういうのがあるからこそ、子どもは自分が愛に満ちた家で育っていると実感できるのです。
幼い頃から自立を促す欧米式の子育ては、夫婦間の密なコミュニケーションとオープンな愛情表現に支えられているのです。
一方、日本にはオープンに愛情を表現する文化はありません。夫婦ともなれば、なおさらです。

それを見落としたままで欧米式の「子どもは小さい頃からひとりで寝かせる」方法だけを取り入れてしまうと、子どもの情緒面がうまく育たない可能性が高くなるのです。
日本人は、日本式がベストなのです。日本人は海外の人に比べると感情や愛情表現が苦手な民族ですからね。

まるで一心同体のように子どもを育てるのは、日本古来の文化であり伝統。
母親にぴったりとくっつくことで子どもの情緒が安定し、健やかに育つのです。

子どもが自分から離れるまでは、密着してよし

一緒に寝る。一緒に風呂に入る。家事をするときはおんぶする。
子どもは母親の体温や肌の感触、匂いに触れながら育ちます。
これが、子どもに「愛」の存在や、絶対的な安心感を与えるのだと思います。
このふたつは、子どもが健やかに育つためには欠かせないののです。

子育てにはいろいろな意見がありますよね。しかし、ある程度の年齢になるまで母と子が密着して過ごす、スキンシップを重視した子育ては、日本人の心に刻みつけられているものだと考えられます。
一緒に寝るのも、風呂に入るのも、そして抱きしめたり手をつないだりするのも、永遠に続くわけではありません。
子どもはいずれひとりで寝るようになり、ひとりで風呂に入るようになります。そのときは、いつか自然に訪れるのです。

 
とにかく、常にテーブルを空けておくこと。そうすれば、子どもがいつでも教科書を開いたり、本を読んだり、絵を描いたりできます。「あれをやろう」とひらめいた瞬間に、それを始められるのです。

勉強部屋であり、創作の場であり、作業スペースである、思いついたらすぐできる「自由自在な空間」は、子どもの能力を大きく伸ばしてくれます。
まずはテーブルの上を片付け、広々としたスペースを確保するようにしましょう。

たっぷりスキンシップをして、愛と安心感を与えること。それが子育ての基本だといえるでしょう。
寝るときは、親子で枕を並べる。そして、よい本を読み聞かせするのがおすすめです。
眠りにつく前に入った情報は、しっかりとアタマに刻みつけられます。これ以上の幼児教育はありません。

そして、子どもが中学生や高校生くらいになり、自分の部屋で寝るようになってからも、ふと親と一緒に寝たがることがあるかもしれません。それは、子どもが何か問題を抱えているときです。そうしたときは「大きいのに、なんなの。やめなさい」と拒否することはもちろん、「どうしたの? 何があったの?」と聞くことも避けましょう。ただ、本人が望むように、一緒に寝てやればいいのです。

寝室を整えて、片付けの習慣をつけさせる

寝室で心がけてほしいのは、「朝起きたら寝室を整え、常にきちんとした状態に保つ」習慣を身につけさせるということです。
たとえば、畳の部屋なら朝起きたら布団をそのままにするのではなく、畳んだり、しまったりしましょう。
また清潔を保つためには、干したり、掃除機をかけなければいけないでしょう。
ベッドの場合は、ベッドメイキングを。そして、ベッドの上がもの置き場になっていたり、ベッドの脇に下着や靴下などが落ちているケースも多いものです。人がちらっと見た時に、問題がない程度に整える余裕と習慣が大切です。

寝室は家族しか入らないプライベートな空間です。そのため、「誰も見ないから」と果てしなく散らかる傾向があるようです。
しかし、「人が見ていないから手抜きをしてよい」という態度は、勉強でも仕事でもよい「結果」につながるはずがありません。
布団を畳む、ベッドメイキングをするという片付けを通して「常にきちんとする」習慣を子どもに身につけさせましょう。

また、寝室には子どもの靴下やパンツなど、衣類を収納したタンスのある家も多いと思います。朝起きたら、自分の用意は自分でさせる習慣もつけましょう。「身のまわりのことを自分でやる力」がつき、子どもの自立につながるのではないかと思います。

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