【仕事】「この人嫌いだな」と思ったら…。

キャリア

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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毎日の仕事で、自分がやらなきゃ誰もやらない。自分が背負わなきゃ誰も責任をとらない。
会社のため、家族のために頑張らなきゃ…などなど自分に大きな看板を背負ってしまうことありますよね。
そんな風に思っていても、それを放り投げたくなったことがある人は少なくないはずです。
でも、もしも仕事が全部なくなってしまったら?
たとえあなたが「仕事が生きがい!」と言い切れるタイプの人でなくても、仕事は、人生の中でとてもとても大きな要素なんですよね。
仕事が嫌なら働かないで一生お金をもらえる国のシステム「生活保護」がありますが、
世間体などでなかなか勇気を振り絞ってこの選択をできる人は少ないでしょう。

そこで、今回は加茂谷真紀さんの著書『働く私のエネルギー最大化計画』から、
自分らしい働き方を見つけられるヒントを厳選してご紹介します。ぜひ毎日の働き方の参考にしてみてください。

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苦手な人とは 「住み分け」をする

仕事の場では、あなたの成功を横取りしようとしたり、支配しようとする悪しき慣習を持つ上司がいます。
上司だけに限らず煙のないところで煙を起こそうとする人は同僚だけに限らず、必ず存在します。
そして、それによって、不協和音をきたす出来事が起きたりします。

あなたに原因がないのに不機嫌にあたられたりすると、どんなに良い仕事をしようと思っていても、心がくじけるものですよね。
せっかく自分が積み重ねてきた成果を理解してくれない上司にも、がっかりしてしまうと思います。

こういう人たちに対して、苦手と思うことは誰にでもあります。
あなたがもしも、上司に心ない言葉をかけられたとしたら、このように考えてみてください。

「この人たちの投げかける言葉は、自分自身の本当の姿を見抜けていないのだ」と。
そして、澄んだ湖のような気持ちで接するようにしてみてください。
上司に対して、拒否のエネルギーで戦い続けることはありません。

簡単に言うと彼らに向かって、
「あなたはそういう世界に住む人なのですね。その考え方が居心地いいのですね」と思うだけでいい。
そう、住み分け論でいいと思います。
「彼らと自分とは、住む水が違うのだ」ということだけ、忘れないようにします。

あるいは、あなたに理不尽なふるまいをする人に対しては、言葉は悪いですが、同じ人間とは思わないことも大切です。
その人をトリケラトプスとでも捉えて、トリケラトプスとして尊重してあげることです。
私は「こいつは病気だ」と思って接しておりました。笑
あまり感じのよいやり方ではないかもしれませんが、ここでは自分の心を守ることを何より優先すべきです。

自分が心から真剣に、かつ誠実にした仕事の結果に対して、まずは「YES。よくやった」と言ってくれる、
共感力のある人の下で働くことを目指しましょう(それは決して、おだててくれる人の下で、ということではありません)。
諸般の事情で今すぐそれがかなわないというときは、自分がそちら側に引きずられないよう注意しつつ、
その人には、「こういう経験をさせてもらっている」と、感謝をしましょう。

そうして仕事を続けていけば、おのずとできあがってくる自分自身の器の大きさがあります。
それはいずれ、自分への評価として、どこかから答えが返ってきます。
お客様だったり、取引先からのヘッドハンティングだったり、予想もつかないこととなるかもしれないのです。

同じ人間だと思ったり、その人に対してイライラしたり好かれたいと思う時間は私たちにとってかなり時間の無駄です。
別の有意義なことを見つけ、そっちに専念されたほうが、よっぽど人生は豊かになっていくのではないでしょうか。

第三者から言われたことを信じない

無料占いとかでもよくあるんですけど、「あなたはこういうタイプの人間ですね」って言われることありませんか?
他人から「あなたはこういう人だね」と言われたとき、うれしい言葉であれば、ありがたく頂戴します。
でも、そうでない言葉は、くれぐれも、無理して受け取らないように。

あなたが言われてうれしくない言葉や、自分で「そのとおりだ」と思えない言葉は、にっこり笑って「受け取り拒否」をしましょう。
だって、それはあなたには不要なエネルギーなのですし、第三者は所詮見えるあなたでしか判断できていないので
真っ直ぐ受け取る必要もないのです。

受け取っていいのは、善きエネルギーの言葉でいいと思います。
善きエネルギーの言葉なら、言われたときのことを後から思い出してもテンションが上がります。
心が浮き立って、体がフワッと軽やかに感じられたり、胸の奥がじんわり温かくなったりします。
だから、すぐにそれとわかります。
このような善きエネルギーの言葉は、自分の成長にとって必ず役に立ちます。

もし、そうではなくて、自分がチクチクしたり、小さくなってしまったり、元気がなくなるような言葉だったら……。
それらは、受け取る必要のない言葉です。
なぜなら、あなたの本質を言い表せていない、嘘の言葉だからです。

「嘘の言葉」から解放されよう

自分をしょんぼりさせてしまう「嘘の言葉」の影響力は、あなどれないものがあります。
「みんながそう思ってるから」とか話をどんどん誇張していくことや
噂話がどんどん大きくなっていって、もはや全く違う話になってる、みたいなことよくありますよね。
また子どもの頃に言われたことを引きずったまま大人になる人は、たくさんいます。

彼らは、大人になってからも人知れず、いや、自分ですらそうと気づかずに、悲しみを抱えたまま生きています。
これは、私の言葉でいうと「心の穴」です。
みんなそれぞれ、自分の心にぽっかりと穴を開けたまま、大人になるのです。

この心の穴が、仕事の妨げになることはよくあります。
心の穴は、自分の中にある健康的なエネルギーを摩耗させ、集中力を低下させます。
結果、効率も生産性もなかなか上がりません。
その人が本来の実力を発揮しようとすると、邪魔をしてくるのです。

親でも親戚の人でも先生でもきょうだいでも、子どもだった頃のあなたに、多くの人が色々な言葉をかけたと思います。
このとき、大人たちにはまったく悪意がないのですが、
純粋な子どもの心に、思いのほか大きなダメージを与え、心の穴になることがあります。

たとえば、「お前は手先が不器用だ」「絵が下手だ」「要領が悪い」「頭が良くない」
「可愛げがない」「素直でない」「だらしない」「お姉ちゃん(お兄ちゃん)はもっと優秀だったのに」……などなど。

こうした言葉をかけられた子どもたちは、自分自身を見失ってしまいます。
時には、「自分はいったい何が好きで、何にワクワクするのかもわからない」ということさえ起きてしまいます。
彼らは大人になってからも、自分にとって役に立たない古い情報、
毒矢のような「刺さる言葉」を大事に抱えて、ねじまげられた現実にもがいているのです。

子どもの頃に植えこまれた「自分ってこういう人」が実は間違っているのです。
大人になってから誰かに褒められて気づく良さがあります。
ですから、もう古くなってしまったレッテルは、付箋のようにペリリとはがしてしまいましょう。

はがしたレッテルをまじまじと見つめれば、それはもはや自分を少しも成長させないゴミ言葉だということがわかります。
何度も言いますが、それが真実ではないからです。それは、自分自身が一番よく知っています。
今の自分は、その言葉よりももっとずっと大きくて、力強い存在になっています。

いずれ、見る目のある人たちがたくさんいる広い世界に出ていけば、
世界は、自分の味方ばかりだということに気づくでしょう。

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