【NBA】”因縁”ウエストブルックがビバリーとの手応えは?

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10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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現地時間8月25日、ロサンゼルス・レイカーズはユタ・ジャズとの1対2のトレードでパトリック・ベバリーをロスターに加えました。

守備に不安を抱えるチームにとって、オールディフェンシブチームに3度選ばれている守備職人のベバリー獲得は大きなプラスとなりそうですが、もちろん不安材料もある。因縁ともいえる関係である同じポイントガードのラッセル・ウエストブルックと共存できるかという問題です。このビバリー獲得にはその問題に適応できないのではないかと懸念の声も挙がっています。

2013年のヒューストン・ロケッツとオクラホマシティ・サンダーのプレーオフ1回戦、スティールを狙いコートにダイブしたベバリーはウエストブルックと衝突。これによりウエストブルックは右ヒザの外側半月板断裂を修復する手術を受け、ベバリーはサンダーのボールボーイから殺害予告を受ける事態に発展しました。

19年にはウエストブルックがベバリーの守備を「ただ走り回って、何もしていない」と酷評。さらに昨季の直接対決ではエアボールを放ったウエストブルックをベバリーがあざ笑うなど、両者の間にはかなり大きな溝がありました。

名コメンテーターのスティーブン・A・スミスはベバリーのレイカーズ加入後、「(ウエストブルックとベバリーが)共存できるとは思わない。彼がロッカールームに入ると、自分のカルチャーのスタンダードを譲らず、相手を苛立たせるのと同じくらい、チームメイトを苛立たせる」と一刀両断していました。

そんななか、現地時間9月6日にベバリーがレイカーズ入団後初のメディア対応でウエストブルックについて言及しました。

「これまであのような闘争心や情熱、意志を持ち、がむしゃらにプレーする男とはプレーしたことがない。だからすごく楽しみにしている。どんな関係だろうと、どんな結婚であろうが、タフな会話は付き物だ。それは勝利を求めるがゆえだが、俺そういった会話を楽しみにしている。そのような男と一緒に競えることに興奮しているんだ」

またベバリーはレイカーズにおける自身の役割を次のように語っています。

「俺はこれまで3チーム(ロケッツ、クリッパーズ、ウルブズ)の文化を変えてきた。でも文化を変えるためにここに来たわけじゃない。俺はこれまで取り組んできたことをここに植え付けようとしている。そこに近づけば、もっとチームになる。一緒に過ごす時間が増えればチームとして向上するんだ。
もしお互いの間で厳しいことも話せないようでは、2万人の観客の前で、みんなが自分に反対している時にそれはできない。俺は常に仲間意識を持っている。チーム、チーム、チームだ。ハードにプレーすれば、そこからはドミノ倒しだ」

お互いプロなので、過去は水に流し同じベクトルを向いて戦っていくでしょう。ウエストブルックの相棒候補とまではいかないでしょうが、チームとしてはこの補強は間違いなくプラスになるはずです。

メディア対応中にウエストブルックからタオルを受け取り、「今季最初のアシストだ」と笑顔で語ったベバリー。過去を水に流してタッグを組む2人は、レイカーズを復活に導けるのか。今後もその動向から目が離せません。

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