子供がしっかりした大人になるにはどのようなことが大切であるとお考えですか?
学校の教育方針、教師の質、まわりの友達。色々な要因が考えられますよね。
しかしこれらは残念ながら、すべて異なります。子どもの学力は「親の影響が80%」だという研究結果が出ています。
そうです、学校や友達のせいにするのは間違いなのです。全ては親によって子供の人格や能力は形成されていきます。
今日はこのことについて説明していきます。
学校は「答えのない問題」の解決方法は教えてくれない
学校で教えてくれる内容は、基本「答えのある問題解決策」です。
例えば数学の答えはある程度方程式が決まっていて、それらの方法を教えてくれますよね。
歴史でも年号とか人物の名前を教える、ようは「答えのあるもの」です。
基本的に、受験に合格すべき勉強しか教えてくれません。
しかし大人になって社会へ進出すれば「答えのない問題」が多数存在するのです。
社会で生きていく上で、そんな問題に直面したときにどうすればいいか、先生は知りません。
だって先生の大半は社会を知らないで、学校の先生になったわけですから。
そんな学校で「社会で生きていく術」を教えれるわけないのです。
唯一学校でそういったことを教えれるコミュニティをあげるなれば課外活動ぐらいでしょう。
人間関係の構築、コミュニケーション能力、課題解決力などは自然と意識せずとも養われていくプラットフォームだと私は思います。
しかし大事なのは親の教育であることに変わりはないのです。
日本全国で「学校関係者」と「親」のどちらが多いでしょうか。
もちろん「親」ですよね。
メディアが教育問題を報じるとき、「親が悪い」ということを言ってしまうと、テレビの視聴率は落ちるし、ネットは炎上します。
それよりも、「教育委員会が」「文部科学省はどう考えているのか」「現場の教師は何をしているのか」と、学校関係者の責任を追及したほうが、多くの人から共感を得られるでしょう。
ただ、実際に教育委員会や文部科学省に問題を問い詰めても、「善処します」「改善します」などの曖昧なことしか引き出せません。
結局、子どもたちは親と一緒に多くの時間を過ごします。
親の考え方から影響を受け、親がやっていることを見て育ちます。親の仕事に対する姿勢や常日頃の態度を見て、子供は真似をするわけです。
子供にとって親はロールモデルでなければならないのです。
子供の勉強は頭の良い方の親が教えるべき
最近、学校から課される宿題は親も関わらなければならなくなりました。
子供が解いた問題集を親が丸つけし、理解できるようになるまで、その作業を続けなければならないのです。
「そんなもん学校の先生がしろよ」と言ってしまえばその通りなのですが、親も頭が悪ければ子供に勉強を教えることはできません。
子供の「なんで」に対して、親が答えることができなければ
『あ、お父さんお母さんも知らないことだから知らなくてもいいや』
『大人が分からないこともあるんだな、じゃあ勉強しなくてもいいや』と
子供の向上心などの低下に繋がってしまうのです。
私は最近子供の「なんで」に対してしっかり回答できるように本を読んでいます。
親が勉強しなければ子供も勉強しないのです。
仕事の都合上、子供の前で本を読む時間は決して多くはないですが、
子供が何かを知りたいときに本を読む姿を日頃から見せていると「本を読めば分かるようになるんだ、じゃあ僕の本を読もう」となるわけです。
故に、頭の悪い親の子供は頭の悪い子になってしまわぬよう、親もしっかり勉強しましょう。
そして子供の勉強は「頭のいい方の親」が手伝いましょう。
学校はサービスなのか
残念ながら、子どもに何か問題が起こったり、学力の低下が見られたときは、親の責任を考えるべきです。
学校は別に、「サービス提供者」ではありません。
お客様相談室にクレームを入れるような感覚で学校に責任を追及しても、何も変わりません。
まあ、学校でのいじめ問題とか、事件性があるものなら対処してもらうしかありませんが、そうでないことは親自身の教育のほうが大事です。
とにかく、なんでも学校のせいにするのは責任逃れです。子どもが問題を起こしたときは、我が身を振り返る機会だと捉えましょうね。
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