【子育て論】子供に「やればできる」と言ってはいけない理由

子育て

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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「やればできる」ってよく聞く言葉ですよね。でもこの言葉って、実は強めの副作用を持っていると言われています。

私は子ども達に、割と「やればできる」と言ってしまいがちなのですが、あまりオススメしない理由をご紹介したいと思います。

例えば、頑張った子供に「やればできるじゃん」と誉めた場合、これって一見褒め言葉なのですが、この言葉の裏に隠された意味が子供に悪い影響を与えてしまう可能性があるのです。

それは、「いつもはやらないのに、やればできるんだね」ということ。

そして、「やってない、あなた」が前提として成り立っている言葉なのです。

もちろんパパママは無自覚で発している言葉であるでしょうし、言われる側もなかなか気付かないものです。

でも「いつもやってないね」って遠回しに伝わってしまう可能性もあるので、これは子供のモチベーションに大きく影響がでてしまうのも事実。

次にやる気をださせるために用いる場合は特に注意が必要です。

この場合は、子供に「やらない理由」を与えてしまう可能性があるのです。

「やればできる」と思って出来なかった場合、「やってもできない子」になります。

そのレッテルを貼られるのを恐れ、「やればできる」自分の地位を守るため、

無意識的にやらない子になってしまうのです。

「できる」「できない」は結果です。

「やる」「やらない」は行動なのです。

大人になったら「結果」を求められます。しかしその「結果」を得るためには「過程」が大事になります。

何が良くて、何がいけないのか分からない子供には、その過程を学ばさせる、つまり「経験」が重要です。

「やればできる」ではなく、「できたね」「できるね」と「やれば」を取り除いてあげてください。

「やったことが偉いね」「できるか分からないけど、チャレンジすることが大事だよ」

子供のありのままを認めるのであれば、こんなシンプルでいいのではないでしょうか。

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