【子育て論】子どもの声が大きいのに苦労しているパパママ

子育て

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

Coach Kをフォローする

子供ってなぜあんなに声が大きいのでしょう。人見知りの子供は声が小さいように思いますが、気心の知れた人の中ではビックリするくらい大きな声で喋ります。
時にはそんなに大声を出さなくても…と思ってしまうこともありますよね。うちも長男がとにかく声がデカくてうるさいくて、寝ている次男を起こしてしまうなんてことも少なくありません。。。

普通に外食していても真横でどでかい声で話して、店内に響き渡ることありますよね。
恥ずかしくてやめてくれと思ってしまいます。笑
どうすれば良いのやら…。

でも、実は子供の声の大きさは、とあるメッセ-ジを発していることがあるということのようです。
今日はそれらを紹介します。

声が大きい子どもの伝えたいメッセージとは

子供の声が大きいと「うるさい!」ときつく叱ってはいませんか?せっかく赤ちゃんを寝かしつけたのにすごいデカイ声を出して起きてしまい、ついついイラついて怒ってしまうことありますよね。私もその1人です。

子供は自分の声が大きいという自覚がない場合が多いです。そのことで注意されるととてもビックリしてしまい、ショックを受ける子供もいます。「こわい」「恥ずかしい」「寂しい」という感情を表に出せず、平気な振りをして頑張ってしまう子供もいます。
子供が抱える緊張や不安を紛らわすために「喋り続ける」「動き続ける」という手段を取っているのかもしれません。
では、抱っこしてあげて緊張や不安を取り除いてあげては?と思う人もいるでしょう。子供は普通抱っこしてもらうと体の力が抜けリラックスできるものです。しかし「あまりパパやママに甘えてはいけない」と思っている子供は、抱っこしても力が抜けずなかなか落ち着けません。兄弟姉妹がいる子供は特に「甘えたい」とは言いにくいかもしれません。
ひたすら自分のペースで喋ったり動き回っている子供は「パパ、ママ!僕(私)のこの不安や緊張は自分で何とかするからね!」と一人で頑張っている表れだと捉えましょう。また、大声で話すことでパパやママに「もっと僕(私)のことを注目してほしい!構ってほしい!」というメッセージを送っているとも考えられます。
兄弟姉妹がいると自分の声を届かそうと思って声が大きくなる傾向があるそうです。子供はパパに構ってもらいたい、もっと注目してもらいたいと思っているのかもしれません。ママが子供に口うるさいようならたまにはパパと子供だけで出掛けちゃいましょう。パパが自分だけを見てくれていると分かれば、子供のストレスも和らぐのではないでしょうか。

また子供の声の大きさを「この子の個性だから認めてよ」と周りに言えないですよね。公園や遊園地など大きな声で話しても気にならない場所もあれば、電車の中や病院など大きな声で話してほしくない場所もあります。あまりに大きな声で喋っていると他の人から苦情を貰ってしまうことも…。他の人の目線が「親のくせになぜ子供を注意しないんだ!」と言われているようで気になってしまいませんか?
しかし、子供に「静かにしなさい!」と言っても全く効果はありません。その理由は3つあります。その理由に対する声掛けが必要なのです。

1.子供は大声を出してはいけないことを知らない
どうして病院では静かにしないといけないのか、どうして公園なら大きな声を出しても良いのか、子供にはまだ理解できません。病院は病気やケガをしている人がいるから大きな声を出すとビックリしちゃうし気分が悪くなってしまうかもしれない、公園は元気な子供たちが遊ぶ場所だからたくさん走り回って大きな声で喋っても良いんだよと詳しく違いを教えてあげてはいかがでしょう。また学校では「大きな声で歌いましょう」と学校の先生に教えられ、大きければ大きいほど褒められます。それが「大きい声だと褒められる」と思う子供が多いようです。しかし時と場所を考えなければならないことを教えなければならないのは親の役割なのかもしれません。

2.子供は自分の声の大きさに気付いていない
自分は大きな声で話しているつもりはないのに、パパやママから叱られショックを受ける子供もいます。「ここは皆が静かにしている場所だから、今の声は大きいと感じてビックリしちゃうよ」と教えてあげましょう。

3.子供は大人にとって簡単な言葉でもしっかり理解できない
「静かにしなさい」と言われてもどれくらいの大きさなら「静かな声」になるのか理解できません。どれくらいの大きさが迷惑にならないのか教えてあげると子供も理解しやすいでしょう。

静かにしてほしいときの対処法

1.気をそらす
子供は好奇心の塊です。興味のあるほうへすぐに気が行ってしまいますからコレを利用しましょう。「あ、ショベルカーが見える。」「飛行機見っけ!」など子供の興味を他へそらしましょう。絵本を読んであげて気をそらせる、またはノートにお絵かきをさせても良いでしょう。スマホでYouTubeを見せるのも1つの手段ですよ。

2.競争する
意外に効果があるみたいなので、我が家でもこれをチャレンジしようと思っています。「今から小さな声でお話ししよう。先に大きな声を出した方が負けだよ。」と子供と競争しましょう。「負けたら10秒間喋ってはダメ」などペナルティを設けても良いかもしれません。

3.お菓子をあげる
中には人が多いところへ行く時は、「事前に口封じ(お菓子を突っ込んで黙らせる」こともあるそうですね。食べている時の子供は静かですから、どうにもならない時は奥の手として用意しておきましょう.

声の見える化作戦

先にも述べましたが、子供は「静かな声」と「うるさい声」の区別がつきにくいです。最初は静かに喋り出したとしても、興奮しどんどん声が大きくなっていくこともあります。そんな子供に分かりやすく伝えるには「声の見える化」が効果的です。
声の見える化とは声の大きさを分かりやすく表示することです。例えば、心の中でお話しをする音を出さない状態をレベル0、内緒話の大きさをレベル1、すぐ隣の人に話す大きさをレベル2、家の中で普通に会話する大きさをレベル3、公園や外で少し離れた人に話す大きさをレベル4、ママの怒鳴り声の大きさをレベル5(笑)…
いや、遠くの人を呼び止めるために力いっぱい大きな声を出すならレベル5とします。

子供が大きな声で話していたら「その声の大きさはレベル4だね。ここは電車の中だからレベル1で話そうか。」と声掛けしてあげると子供も納得してくれるのではないでしょうか。コレを繰り返し、段階的に声の大きさを理解させていく。自分で自覚できてくれば少しずつ変わってきます。
もちろん、一回では聞き入れてもらえないですから、根気よく何度も伝えることが大切です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました