【子育て論】「負けると泣く」子供にどんな言葉をかけるのが良いのか

子育て

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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負けて泣いたとき、途中で投げ出したとき、子どもに「なんで泣くの!」、「なんで投げ出すの!」と言いたくなるときがあると思います。
このびっくりマーク(!)が重要で、最初に「なんで」を付けると基本的に相手を叱責するモードになってしまうので注意が必要です。
「なんで」で始められると、相手も当方の叱責姿勢を肌で感じますので、まず構えて「だって・・・・・」とオウム返しに返答するものです。
そして終わりの見えない泥沼のバトルに進展してしまいます。
それを避けるためにどういった言葉をかけていけばいいか、考えていきましょう。

「それでいいよ!」と言ってあげよう。

そんな時は、びっくりマーク(!)を意識しながら、敢えて「それでいいよ!」と優しく言ってあげてみてください。
本人を包み込むように優しく接するのです。努力をすれば勝つようになるかもしれません。
努力をすれば最後まで完遂できるかもしれません。
また、いくら努力をしても負け続けて、また完遂できないかもしれません。
そんなことは子どもが一番感じています。
子どもから、「どうすれば勝てるの?」とか、「どうすれば最後までやり遂げられるの?」と尋ねられたら一緒に考えればいいのです。
また、「なんで泣くの?」、「なんで投げ出すの?」と言っても、ゆっくりと、そしてびっくりマーク(!)の付かない質問モードで尋ねると戦闘モードにはならないのではないかと思います。
そんな言葉の力も知って、基本的には「なんで」は封印すると、泥沼のバトルに進展することは避けられると思います。
悔しい気持ちは本人が1番理解しているはずです。

選択枝はいくらでもある

人生は理不尽で不平等で不公平なことがたくさん溢れています。
そんなことを幼い子どもに説明しても有益ではないのです。
しかし、社会に出れば多くの人はそれを痛感します。
だからこそ、僕はそんなことをぼつぼつと本人が会得(えとく)していくのは子ども自身の成長にとって大切だと思っています。
通知表の点数を横並びにするとか、運動会で手を繋いでゴールするなど僕にとっては論外です。
人には個性があります。
横並びではありません。
得意不得意もあります。
好き嫌いもあります。
そして選択枝はいくつもあります。

ある科目で成績が悪くても他の科目や領域で秀でることもあるでしょう。
走るのが遅くても他の運動や、運動以外の分野で活躍することもできるのです。
「これでは負けたね、他に勝てそうなもの探そうか?」とか、
「これは最後までできなかったね。なにか最後までできそうなものないかな?」とか言って、他の選択肢を探すのです。
また、子どもの成長に従って、苦手なものが得意になることもあります。

子どもにとって選択枝は無限なのです。
私たちが子どもの頃は、親を含めた先輩の意見がほぼほぼ当たっていました。親の言うことが正しい教え込まれていたと思います。
昔は今と違って時代の変化がそれほど早くはありませんでした。成人前後までに手に職を付けて、その職を定年までの生業とすることができ、定年すれば年金をもらっていずれお迎えが来ました。
ところが現代の変化は激しく、世の中の常識はどんどん変わっていきます。
同じ職業で生き抜ける恵まれた人は多くありません。時代に則して変化する必要があるのです。
いろいろな選択枝があることを忘れないでおくことが大事です。

子育てはJust Fun! 楽しみましょう。

子育ては本当に辛い時もあるし、正解が分からないので、迷うことや落ち込んだりすることがたくさんあります。
しかし「子育てはJust Fun!」と私は教えられました。
その言葉は大事にしていて、大変なこともありますが、子育てを楽しんでいます。
子どもは思うようには育ちません。自分が引いたレールの上を走りません。
ともかくこれからの世の中を生きられるように育て上げることが大切です。
これからの世の中は親も子どもも変化できることが最重要と思っています。
子どもとは戦闘モードは避けて、子育てをただただ楽しむことが大切と思える今日この頃です。

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