【子育て論】子どもにはたくさん失敗をさせるべき理由

子育て

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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我が子にたくましく、そして豊かに育ってもらいたいと親は誰でも願うものですよね。
そのためにどんどん成功体験をさせるということは間違いなく大事な要素だと思います。
しかしその行き過ぎた結果、子どもに「失敗させない」環境を作ってはいないでしょうか。

どっちやねん、と思う方いるかもしれませんが、1つずつ説明していきたいと思います。

子どものうちにたくさん「泣く」経験を持たせる

ケガをさせたくないとか、泣いているのを見たくないとか。
人間の本能としてそう思うのは当然なんですが、
「子どものうちに泣かせまくったほうがいいんじゃ……」と考えることができると私は思っています。
人はその成長過程でさまざまな経験することで耐性が身につき、
次に同じ経験をしてもショックが軽くなるということがあります。
例えば、生まれて初めて殴られた人はビックリしてショックを受けますが、
兄弟喧嘩が日常茶飯事だった人は、いちいち殴られても驚きません。
普通に考えれば大したことなくても、未経験だととても大きなショックに繋がるものです。

失敗をしたことがない人と、失敗ばかりをしてきた人、
どちらが成長していくかと言えば後者と答える人が多いと思います。もちろん私もその1人です。
できれば、失敗をしたくはないものですが、失敗から学び、次どうすべきかの判断材料にすればいいだけのこと。

バスケットボールの神様のマイケル・ジョーダンはこう言いました。

人生で何度も失敗した。それが成功の理由だ。

ご自身が失敗が怖いと思ったとき、何かに尻込みしそうなとき。
この言葉を思い出してみてください。
この言葉から考えてみても子どもには失敗をたくさんさせることも大事なのではないかと思います。

失敗の経験の少ない大人になってはいけない

話は少し重なりますが、
これまで失敗したことのない高学歴エリートが就活で失敗し、
一流企業に入っても結果が出せずに挫折しという話をよく聞く話なのです。
それまでに失敗の経験が少ないと、
「失敗は人生の落伍であり、取り返しのつかないこと」と思い込んでしまうようで、
場合によっては最悪のパターンに至ってしまうこともあります。
子どもの頃に失敗の経験が少なく大人になって大きな失敗や挫折をすると、
取り返しがつかないことに繋がる可能性もあります。
だから、失敗であろうと“経験している”というのはすごく大切で、その後に大きな影響を与えたりします。  
子どもの頃から失敗や嫌な経験を繰り返したほうが、
たいていのことは、冷静に対処できるようになるものだと考えます。

「絶対に失敗しそうだな」と思っても見守る

もちろん体の損傷とか修復不可能な失敗はさせないほうがいいですが、
それ以外のことは若いうちなら、
例えば、全財産がなくなっても、なんとかなります。笑
だからこそ、子どもの頃から小さな失敗を経験し、それを克服する経験を積ませたほうがいいと思うのです。  
失敗を乗り越える力は、失敗をしていくでしか身につきません。
そして失敗を恐れなくなったとき、挑戦の回数が増え、それだけ成功する可能性は上がるというものです。  
経験は成功であっても失敗であっても、とても大きなこと。
だからこそ、親は子どもにいろいろな失敗をさせ、助けずに見守るべきではないかと。  
それが「絶対に失敗しそうだな」と思うことであっても、です。

子どもの挑戦するという勇気と、親の見守るという勇気、両方が大事になってきますね。

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