【子育て論】子供に絶対に言ってはいけないこと

子育て

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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「あなたは橋の下で拾ってきた子どもだから」
そんな冗談を親から言われたことがある人もいるかと思います。
親は冗談のつもりで言ったことでも、子どもは傷つくことがあるわけですが、
冗談の中身よりも、まず冗談として受け止めてもらえない関係に問題があると考えています。
これは親子関係だけでなく、友人や職場の同僚でも言えることですが、
何かを言ったときに、相手が「冗談として面白がってくれるか?」「本気でとらえてしまうか?」の境があやふやな関係では言うべきはないでしょう。
逆に、冗談をわかり合える関係なら「川で拾ってきた」とか言っても問題ないわけです。

もしかしたら無意識に子供を傷つけてしまっているのではないか、ということは
結構あったりします。
今日は発展途上である子どもの自尊心を傷つけてはいけない言葉について紹介していきたいと思います。

言ってはいけない2種類

まずは種類分けすると2つに分けられると思います。

①絶対に言ってはいけない
②なるべく避けたい

①を更に分類分けすると

・能力否定
・人格否定

ですね。

順番に説明していきます。

能力否定

例えば

「頭悪いね」
「音痴だね」
「○○なのにこんなこともできないの?」
「こんなこともできないなら小学校からやり直せば?」
「お前には無理だろうね」

などなど。
ついカッとなって冗談交じりに言ってしまうこともあると思います。私もあります。

能力を否定を否定しまうということは、子どもの能力に上限をつくってしまうのです。
子どもは「親が見る自分」をそのものとして生きてしまうので、例え能力があったとしても、親の一言でダメなんだと思ってしまうのです。

特に本人に言わなくてもママ友同士の会話でも注意が必要です。

「この子ったら〜」
なんて感じでその場の話題つくりとして何の気なしに言ってしまった会話を子どもはよく聞いていたりします。
直接言われるより、こういうので結構深く傷ついてしまうパターンもあるので注意しましょう。

逆にどんな言葉を与えてあげるといいのか。

「今日は〜できたね」
「前よりできるようになったね」
「失敗してもいいんだよ」
「今度は〜に挑戦してみようよ」

子どものありのままを受け入れ、挑戦を促す言葉が大事になってきます。

人格否定

「どうしようもない人だね」
「バカ・気持ち悪い・弱虫」
「そんなことする子は、うちの子じゃない」
「男の子が欲しかったのに」

などなど。
こちらは能力を否定する言葉より、子どもは深く傷つく可能性があります。
そんなこと言わないと思っている親でも、子どもがどんどん口が達者になってくると余計にイライラしてきます。
その時にふと出てしまうことも少なくありません。
人格の否定は子どもを一生傷つけます。

また出生に関する言葉は冗談で話ているつもりでも、心のどこかで自分の存在意義を疑ってしまうものです。
自身への否定感を募らせてしまうことにもつながるので、絶対に避けるべき言葉です。

代わりに

「〇〇のことが大好きだよ」
「いてくれて嬉しい」
「生まれてきてくれたから本当に幸せだよ」

などなど。
少しむず痒いかもしれませんが、慣れれば結構ポンポン出せるようになると思います。
私はアメリカンスタイルなどでめちゃくちゃいいます。笑

大切なのは良い時だけでなく、あまり良くない状況だったとしても
まずは子どもに愛情を伝えることだと思います。

甘やかすとは違います。
ダメなことはダメ、行動のルールを一緒に考えていくこと。
ルールについては僕も実践していて効果がでているものがあるので下記をご覧ください。

そうすることで、子どもは冷静に自分の気持ちや行動と向き合い、大人とも対話していけるようになるのではないでしょうか。

避けたい言葉

子どもになるべく言わないようにしたい言葉は

・問い詰める
・人と比較する
・価値観の押し付け
・皮肉
・間違った褒め言葉

の5つじゃないかなと思います。

・問い詰める

「何でこんなことするの?」
「何度言えばわかるの?」
「早く〜しなさい!」

これらは絶対に言ってしまう言葉です。私自身もやっぱりよく言ってしまいます。
でもこういった内容で怒ることが日常化しているご家庭は注意が必要です。

威圧されると子どもは萎縮し、怖さから思考回路が停止してしまうのです。

そして子どもは自分の自衛本能が働き、言い訳を連発。もちろんその言い訳は理にかなっているわけがない。
更に頭ごなしに怒られ行動を制限されると主体性のない子になってしまうのです。

そしていつか子どもはあなたの真似をして威圧的な言葉を発してしまいます。
我が子も口が悪くなってしまいました。これは間違いなく私の影響です。。。
今からでも正せると信じて最近ではこういった言葉を私は心がけています。

「どうすればいいと思う?」
「自分はどう思うの?」

子どもには子どもの言い分があります。正論じゃないことばかりですが尊重してあげることが大事だと思うのです。
「こうしなさい」と決めつけずに「お父さん、お母さんはこう思うよ」と。

・人と比較

「皆はできているのに」
「お兄ちゃんを見習ってやりなさい」

中には誰かと比較され負けん気を発揮する子もいるかもしれません。
でも「あの子よりできないと親から愛してもらえない」と思う危機感からによるものが大半で、自己肯定感が低い可能性があります。

比較していいのは「過去との自分」とだけです。
これはすごい大事なポイントだと思います。

・価値観の押し付け

「お母さんの言うことを聞きなさい」
「勉強を絶対にしなさい」
「将来役に立つことをやりなさい」

確かに大人は子どもよりはるかに知識があり、多くの経験をしています。
でも子どもからすると「だから何?」レベルなのです。
大人の価値観の「押し付け」は「支配」につながることもあります。
一般的に考えれば「ゲームのしすぎはよくない」これは当然かもしれません。

しかし一方的に押し付けるだけでなく、自身で考え、判断、行動ができるような言葉かけが大事だと思うのです。

あとは親がモデルケースになること。
本を読ませたいなら、あなたが読んで見せてあげてください。
勉強させたいなら、あなたが勉強してください。

口だけでは間違いなく動きませんよ。


・皮肉

「いつもこうだよね」
「本当に口だけだね」
「全然言うこと聞かないよね」

「いつも」「ばかり」「全然」などが入っているとき、多分子どもは「またか」とシャットダウンしてしまって聞いてないと思います。
我が子は「いつもじゃないし」と揚げ足をとります。笑

・間違った褒め言葉
これは少し難しいかもしれませんが、褒める上で大事なのは結果ではなく過程です。
数々の研究で結果を誉めて、その先の成長を阻害してしまうという結果が出ています。
結果だけを褒めると、次も結果を出さなけれならないと思います。そして結果が出ない場合、その先結果を恐れてしまう人になってしまうのです。

例えばテストで100点とったとしましょう。

「100点なんだ!えらいね!」
↑これは結果だけ誉めています。

「勉強いっぱい頑張ったもんね!」
↑これは勉強という過程を誉めています。

親が頑張りを認めてくれれば、例えそのときに結果が良くなくても、次に向けて頑張れます。
何より「私と認めてくれている」という安心感につながるのです。

色々ありますが、どれだけ分かっていても
「やってしまった」「言ってしまった」というのは付き物です。
そんな時は子どもをギュッと抱きしめてあげてください。
それが何より1番の愛情表現なんじゃないかと思います。

みんなで頑張っていきましょう!

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