【ライフ】”老害”の被害を受けることの多い日本

ライフ

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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些細なことで駅員や店員に鳴り散らし、窓口&レジを長時間占拠。自分こそが正しいと信じきり、他人を頭ごなしに否定。いつまでも会社に居座り、世情に合わない意見を押し通す高齢役員……。

こうした、横暴な振る舞いで周囲を不愉快にさせる“困った高齢者”を目にした経験がある人は多いはずです。また高齢ドライバーが運転操作を誤り、周囲に危害を加える事故も後を絶ちません。

自分も歳をとったときに「あの人老害だな」と思われたくはないものです。
今日は老害になる人の特徴や、老害の実態についてご紹介していきたいと思います。

現役時代の地位やプライドを捨てきれない人も

20~40代の男女2000人にアンケートを実施したところ、「身の回りに『老害だなぁ』と感じる人がいる」と回答したのは66.7%。超高齢化社会と叫ばれて久しい日本だが、実に多くの人が老害化した高齢者に頭を悩ませていることがわかります。今、社会全体に“老害”がはびこっているわけです。

もちろん、高齢者が全員老害というわけではないですがで、会社員時代に得た地位やプライドを引退後も捨てきれない人や、脳機能の衰えによって感情のコントロールが利かなくなった人が一定数いるのではないでしょうか。高齢者の数が右肩上がりで増えているため、そのぶん必然的に老害化による傍若無人ぶりも目立っているのかもしれませんね。

「老害」になってしまう瞬間

さまざまな業界や年代の人と話をしていると、「この人は柔軟な考え方だな」と思うときがあります。その一方で、「どうしてこんなに頭が固いんだろう」と思うこともあります。
どちらかというと、後者のほうが多い印象です。特に、社会的に一定のポジションになったことのある人は、一見、後者であるように見えます。そういう人が行き着く先が「老害」なのでしょう。

夫婦別姓を認めない老人

これまでの自分の行いを「すべて正しかった」と解釈している人は、どこかのタイミングで若者の考えとズレが生じます。
20年前のパワハラも、「あの頃は当たり前だった」「あれによって自分は鍛えられた」と、正当化してしまうのです。

「夫婦別姓はよくない」
「ネット投票はよくない」

当たり前のように、そう言っている老人がいますよね。なぜなら、自分たちがそうしてきたからです。

変わりたくないという臆病者

新しい仕組みが登場すると、「変わることのリスク」のほうに目がいってしまいます。
よくわからない不安が出てくるから、「とりあえず反対」という立場を取るようになります。

いわゆる「現状維持バイアス」ですね。これが、非常にやっかいなんです。

新しい仕組みや概念が出てきたとき、「1秒」で、それを理解しようとするスタンスをとったほうがいい。そこでの反射神経を持ち続ける限り、あなたは「老害」になることはありません。

迷惑行為のみならず、日本は高齢者優遇の政策に偏る「シルバー民主主義」に陥っているとの指摘もあり、政治や企業の中枢ではいまだに高齢者が幅を利かせているのが実情です。こうした状況を放置すれば、老害と呼ばれる高齢者が増えるのも当然。社会全体が老害に蝕まれる前に対処法を学ばなければいけませんね。
またご自身も「老害」と言われないように気を付けていきましょう。

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