【アニメ】「SPY✖︎FAMILY」から学ぶこと

アニメ

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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皆さん今話題の「SPY✖︎FAMILY」を知っていますか?

集英社が「鬼滅の刃」「呪術廻戦」の次に大ヒットを狙っているのが、この「SPY✖︎FAMILY」です。

「SPY✖︎FAMILY」は、「少年ジャンプ+」で2019年3月25日より連載中の漫画です。

シリーズ累計発行部数が1,500万部を突破しており、2022年4月から
TVアニメも放送されている作品です。このTVアニメの金の掛け方もすごいですよ。

この作品から多くのことを学べるのですが、
今回は「人の心理を理解する重要性」「子どもとの関わりかた」をテーマにしてお話ししていこうと思います。

どんな物語か

東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)が冷戦状態となって数十年。西国のスパイ“黄昏”が受けた指令・オペレーション〈梟〉(ストリクス)は、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドを探るために一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入するというものでした。

“黄昏”は精神科医ロイド・フォージャーに扮して孤児院から娘役としてアーニャを引き取り、仕立て屋で出会ったヨルを妻役とします。ところが、2人は平凡とはほど遠く、アーニャは心が読める超能力者、ヨルは凄腕の殺し屋でした。お互いの正体を隠したまま家族となった3人は、次々と事件を巻き起こしながら指令を進めていきます。

寄せ集めの偽家族であるはずの3人が、ふとした時に見せる強い絆や相手を想う気持ちに心が揺さぶられる一方で、3人全員の素性を知るのがアーニャだけということで生じるすれ違いが笑いを誘う作品です。

「人の心理を理解する重要性」

作品の作者である遠藤達哉さんは確かな実力があったのにも関わらず、漫画家としてすぐに芽が出なかったそうです。
漫画家の賞を受賞したのは10代後半なので、才能は早くから認められいました。
しかし、なかなか人気作品を描くことができず一時は漫画を描くのが嫌になったこともあったそうです。

そんな遠藤達哉さんがSPY✖︎FAMILYを描きヒット作品を描けたのには秘密があります。

それが「お客さんの心理を理解する」ということだそうです。

漫画家の場合、お客さんは読者になりますが、読者の求めている漫画を提供することで、たくさん読まれるということになります。

スパイファミリーを描くまで遠藤達哉さんは全てがそうではないですが、どちらかというと読者の求めているものよりも作者が描きたいものを優先していて描いていたみたいです。

キャラにしてもストーリーにしても万人受けする内容というよりは玄人好みするような内容だったそうです。
しかし今回は遠藤達哉さん万人受けを狙いキャラを作り込みました。

それがあってかFacebookでは「現在のキャラクターに愛着0」と発言しているのは有名な話ですよね。笑

作品や誰かに見てもらったり、食べてもらったりする職種は、やはり自分のこだわり以上に周りの評価というのが大事になってくるわけです。
もちろん全てがそうとは限りませんが、クライアントの目線にたって行動することは営業マンなどには大切なスキルなのかもしれませんね。

「家族」

任務遂行のために、賢い子を探していたロイドが子供として選んだのは孤児院で見つけたアーニャ。(超能力を使って賢く見せて選ばれた)。そして妻に選んだヨルは、コードネーム<いばら姫>というまさかの殺し屋。ヨルは両親を亡くし、弟ユーリ(←この弟も、姉をこよなく愛する強烈な愛すべきキャラなのでぜひ漫画をお読みください)を育てるために小さい頃から殺しのバイトをしていたという筋金入り。怪しまれずに“仕事”を続けるために、ロイドと利害が一致して家族成立。この激しいキャラ設定の3人が揃うと、、なぜかほのぼのしちゃうのがこの漫画の面白いところですね。
漫画の中では、戦争という背景を描いたシリアスなセリフやシーンが時々挟み込まれます。クールで完璧なロイドの心の内にも、平和を願う熱い思いが詰まっているのです。戦争によって家族や大切な人を失った悲しみを、登場人物たちが何かしら抱えていて、平和のために戦ったり、家族を守ろうとしたりする。そんな優しさが物語の根底にあるのがこの漫画の魅力でもあります。ハイレベルなギャグ要素に気を取られてクスクス笑っていたら、次のページでいきなり涙腺を激しく崩壊させられたりするので、通勤電車で読む時は注意が必要です。
目的を達成するために作られた「偽装家族」ですが、何だかんだ一緒にいると愛着が湧いてくるもの。やはり家族は大事だなと強く考えさせられるものでした。

私たちが何気なく過ごしている世界の「当たり前」は一歩踏み出せば「当たり前」じゃなくなることもあり得るのです。
日頃の家族の時間、振り返ってみて愛する家族のために何ができるか考えるキッカケになればいいなと思います。

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