「話せば分かる」とよく言う人がいます。
果たして本当にそうでしょうか。
きっと皆が皆そうではないと思います。
つまり「話が通じない人」は確実に存在するのです。
今日はその「話が通じない人」への対処法を紹介していきたいと思います。
話が通じない人の特徴・思考
まず前提として年代や性別、それぞれ育った環境などによって人それぞれ持っている価値観が違うのが人間です。自分が常識だと思っていることが相手の常識ではないということを理解しなければなりません。
そのため、話や理解にズレが生じてしまうと「この人には話が通じない」となってしまいがちです。
話が通じない人には自分を基準に考えているなど、いくつかの共通点や特徴がありますよ。
では、どんな特徴があるのか紹介します。
1.主観で物事を決めつけやすい
自分を軸として物事を見て考えている人は、客観的視点を持つことができないので、周りから何か言われても自分が一番正しいと考えています。
例えば、よく年寄りの会社の上司なんかは言いがちですが、「今までこうしてきたから、これが一番ベスト」と、新しい考えや視点で対応することが出来ないのです。
そのため、思い込みが激しく、自分の視点から見た出来事でしか物事を判断出来ません。
2.自分の話ばかりしようとする
話が通じない人はもちろん人の気持ちも理解できないし思いやりの精神なんてありません。結局自分がよければいいのです。
自分が良いと思っていることは、相手もそれで良いだろうと思って、一方通行な話をしてきます。基本的に人の話は全く聞かないし、聞く気がないのが特徴です。
自分のことしか覚えていないので、きちんと伝えたはずなのに「聞いていない」ということもしばしばあると思います。
3.柔軟性なし
柔軟性のない頑固な性格の人は他者の考えや発想を受け入れる器量がありません。
特に年寄りの男性は「自分は昔からずっとこうしてきた」という経験による自信とプライドを高く持っています。そのため、部下が提案した新しい考えや発想に嫌悪感を示す人が多いです。
昔はそんなことありえない・非常識だと、すぐ昔と比べることも多いでしょう。そういった父親を見て育った男性も頑固な性格に育ちやすいです。
4.すぐ感情的になる
冷静で客観的な判断が出来ない人は理解力が乏しく、その時の感情の思考だけで一方的に話しをしてきまうのです。
そのため、こちらがいくら冷静に対処しても、相手が支離滅裂になっているので会話が成立せずに水掛け論になりがちです。
理論的に考えて行動することが出来ないため、正論を言われても感情だけで反論してきますし、自分が間違えていてもなかなか認めません。
5.すぐに結論を求めようとする
落ち着きがないせっかちな性格な人は相手のペースに合わせるということをしません。というかできません。
常に何かしていたり、忙しくしないと気が済まないので、待つということが出来ないのです。
そのため、話の途中でもすぐに結論を知りたがり答えを急かせます。
なので、話したはずなのにきちんと理解が出来ていなく話が通じていないことがあるのです。
6.すぐ否定的な発言をする
「でも」「だって」と言う人よくいますよね。
自分のミスや間違いが見つかった時、その間違いを認めたくなくて自分を正当化したくて否定言葉を使ってくる人が多いと思うのです。
都合が悪くなったら否定的な発言を繰り返し、自分は悪くないとアピールしてくるので話が進まず、通じません。
自分が傷つきたくないと保身するために、否定的な言葉を使ってくるのです。
例え話を上手く交える
話が通じない人にとっておきの策は「例え話」を上手く利用し、相手のイメージを広げることだと思います。もっとわかりやすく言うと「抽象的な会話ができるかどうか」です。
日常生活の中でイメージしやすいものを例えて表現するといいと思います。
例えば「努力は大事だけど、努力の仕方が大事だ」という話になった時に
「プロサッカー選手になりたいならサッカーゲームばかりしていてなれるわけがない」とか
「無駄に精神論」を押し付けてくる人に対して、「どんなにアホでも東京と大阪間を徒歩で頑張っていこうとする奴はいない」などイメージしやすい例えを出してあげると理解が深まると思うのです。
「話せば分かる」という希望を捨てる
冒頭でもお伝えしましたが、話しても分からない人もいます。
つまり話が通じない人に対してイライラする自分がかなりもったいないのです。
子どもの頃だったら、「なんでこれが伝わらないの?」と、イライラして泣いたりするようなことがあるかもしれません。
しかし大人はそこでキッパリ諦めるべきなんですよね。
大人同士なら、別に理解してもらったりめちゃくちゃ仲良くする必要もないと思います。
「ああ、あの人には理解されなかったな」と知れるだけで十分だと思うのです。
「話通じない人」も、それを許容できるようになりましょう。
そのためには「話せばわかる」という嘘を信じないことです。
その前提を捨ててしまえば、話が通じなくてイライラすることも減ると思うので、そのように考え方を変えるようにしましょう。
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