「あの人、なんであんなことを言ってきたんだろう」
「この仕事、ちゃんと締め切りまでに終わらなかったらどうしよう」など
いろいろ考えて眠れなくなることはないですか?
割と私も昔は悩んで寝れないなんてことはよくありました。
だいたいそういうのをネットで調べると、
「ホットミルクを飲みましょう」
「携帯電話を触るのをやめましょう」
「気持ちいいことを考えながら寝てみよう」
とか色々でてきますよね。
でもそんなことして「寝れました」なんていう人は聞いたことないですし、そもそも「気持ちいいこと」って何?ってなる人がほとんどだと思います。
しかし「気持ちいいこと」が分からないということ自体がストレスが溜まってしまっている状態で、ここの考え方を変えてみるとすんなり寝れたりします。
それは「苦痛」と「気持ちいい」が入れ替わってしまっている証拠です。
頭の中でくり返し嫌な人のことが思い出されるのは、脳が「怒って相手を破壊することが気持ちいい」と感じているから。
失敗した恥ずかしさや悔しさを「苦痛」と思っているけれど、普通に「苦痛」を感じているのだったら、何度も同じことを思い出さないようにして避けるはずですよね。
でも、何度も思い出してしまうのは「苦痛=気持ちがいい」となっている可能性があります。
そこで、「これが私の気持ちいいということなんだ!」と認めると、いつの間にか考えるのが面倒になって眠りに落ちていったりするものなのです。
苦痛=気持ちがいい、になっている!?
私は過去に起きた嫌な出来事を思い出したり、先のことが不安になったりして、まったくリラックスできず、慢性的に眠れない日が続いていました。
そこで、「気持ちがいいこと」探しに挑戦してみます。
「気持ちがいい場面」を思い出してみようとしているのに、なぜか過去に人から失礼なことをされた場面が出てきてしまいます。
「あ! でも、これって相手に怒ること=気持ちいい、になっているということか」と気づきます。
「人に怒りを感じながら気持ちがいいと思ってしまう私って変なの?」と少し不安になりますが、
「怒ることは気持ちがいい、でいいんだ」と思ってみると、不思議と心地よい疲れが出てきて眠ってしまいます。
そして、次の日にやはり早めに布団に入って「気持ちがいい場面」を想像してみます。
すると、「お金がなくなったらどうしよう」「年をとってひとりになったらどうしよう」など将来の不安が浮かんできます。
「これも不安という苦痛を、気持ちがいいものと感じているんだ」と気づきます。
自分では本当に嫌だなと思っているのに、嫌なことや最悪なことを考えれば考えるほど、苦痛が増して「気持ちいい」と感じている。
自分が意外なことで気持ちいいと感じている、と気づくだけで、いつの間にか心地よい疲れが出てきて、眠れるようになります。
“無”の状態でぐっすり眠れる
毎晩気持ちがいい場面を想像するうちに、あるときから気持ちがいい場面が何も浮かんでこなくなりました。
「気持ちがいいことが何もなくなった?」と一瞬不安になりますが、「あ! これが何も感じない『無』の状態で無が気持ちがいい、ということなんだ!」と気づきます。
「何もないのが気持ちいい」と思っていると、いつの間にか深い眠りの中に入っていきます。
それをくり返しているうちに、以前のように他人の行動に一喜一憂したり、自分のことを責めたりせず、淡々と生活できるようになりました。
「どんなことが自分にとって気持ちがいいんだろう?」と、日頃から「気持ちがいい場面」を探すようになると、不満に感じることがどんどん減っていき、不思議と仕事や家事に集中できるようになります。
以前はストレスでいっぱいの毎日を送っていたのに、信じられないくらい楽しく過ごせるようになっていったのです。
究極を言うと考えるだけ無駄
少し無理矢理感があるのも否めませんが、究極を言うと悩むだけ無駄ということです。
「明日天気は晴れるかな、雨かな」なんて悩むことは皆さんまずないでしょう。
それは考えたって無駄と分かっているからです。
それと同じぐらいくだらないことに頭を抱え込んでしまう人が多いです。
悩むことが馬鹿馬鹿しいのは何故なのか。
気になる人は下記の記事をご覧ください!
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