現役NBA選手も継承する、故コービー・ブライアントの『マンバ・メンタリティ』

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10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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バスケットボールファンなら一度は必ず耳にしたことがある、NBAレジェンドのコービーブライアント(以下コービー)。
NBAキャリア20年の中で、NBAチャンピオン5回、シーズンMVP1回、ファイナルMVP2回、オールNBAチーム選出15回、NBAディフェンスシブチーム選出12回、NBA史上最年少でスラムダンクコンテスト優勝、オールスターゲーム選出、以降現役引退するまで18年連続選出並びにオールスターゲームMVP4回、歴代2位の1試合81得点記録と、数々の記録を残したカリスマ的存在。
そしてコービーブライアントの生き様は、『究極のゴールに向けて突き進み続ける姿勢』から「マンバ・メンタリティ」と表現され、現役選手にも多大な影響を与えています。

不慮の事故による他界…


引退してから間も無く、彼は生きる伝説としてこれからもNBAに多大な影響を与える存在であると期待されていましたが、2020年1月26日、娘ジアーナら9人乗っていたヘリコプターが墜落し、帰らぬ人となりました。
当時、私も現実を受け入れることができず、その日は本当に悲しい気持ちでいっぱいでした。
私もバスケットボールを始めたキッカケはコービーであり、とても影響を受けておりました。そんな彼の死をなかなか受け入れられずにいました。しかし私も「マンバ・メンタリティ」の意思を受け継ぎ、今日も『最高の自分を目指して』頑張っています!
今日はコービーの生き方『マンバ・メンタリティ』についてお話していきたいと思います。

コービーが語る『マンバメンタリティ』

“答えを見つけ出す、終わりなき旅

もっと上達したい、上手くなりたい、

無限の好奇心さ。

結果になんかこだわらない。とにかく進み、戦い続ける。

人から何を言われたって、どう見られたって関係ない。

そんなのは一切気にせず、その瞬間に全てを出し尽くす。”

コービーはこのように表現しています。

実は、コービーにもこんな時代がありました。

1997年NBAプレイオフ ウエスタンカンファレンス セミファイナル 第5戦

シリーズをかけたゲームの勝負所でコービーは4本のエアボールを連発しました。ルーキーとはいえ、プロの世界では滅多に見られない大失態と言っても過言ではないでしょう。
結局その試合はユタ・ジャズが勝利、レイカーズのプレイオフは終了となりました。
敗戦後、コービーはこうコメントしています。

“今から来シーズンが楽しみだ”

常人ではメンタル的に大ダメージを受けて立ち直れない可能性もあったと思いますが、コービーは戦い続け、血の滲む努力を続け、数々の栄光を手にしたのです。

鬼の練習量

鬼の練習家であったコービーの練習はどんなものだったのでしょうか。
とあるインタビューでコービーはこう答えています。
「もし最高の選手になりたいのなら、当然練習は欠かせないよね。
しかもなるべく多くの時間、頻繁にね。
例えば、朝10時に起きて昼12時まで練習したとしよう。
ちゃんと休まなきゃいけないから夕方6時にまた再開する。
夜8時まで練習して帰ったら、シャワー浴びて、夜飯を食べて、寝て、朝起きてを繰り返す。
これだと1日2回の練習だ。
じゃあ朝3時に起きて、4時から練習を始めたらどうなる?
4時から6時まで練習して、朝食をとって、休んだり、色々して、
朝9時から11時まで練習を再開しようか。
また休んで昼2時から4時まで練習。
おまけに夜7時から9時までまた練習。
朝4時に起きた結果、どれだけ多くの練習ができたと思う?
それが積み重なって、競争相手や仲間との間に大きい差が生まれるのさ。
どんな夏合宿をしても関係ない。朝早く起きるのはそれだけ大きいからなんだ。」

どうですか?自分も朝早く起きてシューティングなどは比較的してきたほうだと思いますが、ここまでは…。
それだけの努力を繰り返し、大きな自信を持ってコートに立ち続けたことが栄光をつかむ架け橋となったことは言うまでもないでしょう。

原動力

NBAキャリアの終盤、コービーは引退が頭をよぎった大怪我を負います。
2012年、大型トレードを成功させ、スティーブナッシュ、ドワイトハワード、パウガソルとの最強カルテットを結成。
優勝候補最有力としてレイカーズの期待はとても大きいものでした。

しかし思うように結果がでず、プレイオフ争いを繰り広げる展開に。
2013年4月のゴールデンステイト・ウォーリアーズとの一戦でアキレス腱を断裂し、コービー自身のシーズンは終了。
チームもギリギリプレイオフには進出したが、1回戦でサンアントニオ・スパーズにあっさりと敗れました。
誰しもが大怪我からの復活を遂げるのはさすがのコービーでも不可能ではないかと思っていましたが、コービーは完全復活を遂げたのです。
コービーは当時の心境をこう語っています。
「誰でも一歩ずつ進むことができる。
エベレストを登ろうと決意したとしよう。
ふもとから山を見上げて、「こんなん無理…」って最初はなるよね。
でも少しずつゴールへ一歩ずつ進めば、気付かぬうちに頂上に辿りつくんだ。
アキレス腱の怪我は悪魔のキスだったよ、だけどくよくよしてても仕方ない、OKやってやろうって。
そして翌年には膝にヒビが入った。
またかよ…と思いながら治して復帰して、次は肩だ。
全体的に見ると最悪かもしれない。
だけど事実だけ、既に起こったこととして、認識することができれば次のステップが考えられる。
人生は山登りと一緒さ。
みんなは復帰できないって思うだろう、
やれるかどうか分からないけど、やってやろうって自分を奮い立たせることが大事なんだよ。」

落ち込んでも最後には前を向いて歩き出す、そんな生き方は誰でもきっと必要な力ですね!

ある1人の男の生き様がマンバメンタリティと名前がつき、今も継承されています。
これはバスケットボールだけでなく、どんなカテゴリーにいる人でも心に響く生き様ではないでしょうか。

最後にコービーはこうも言っています。

 

“成功とは一生成長を続けることだ”

 



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