今シーズン、チームとして未だ波に乗れず苦戦が続いているレイカーズですが、3月14日(現地時間13日、日付は以下同)。レブロン・ジェームズが、フェニックス・サンズ戦で前人未到の快挙を成し遂げました。
第2クォーター残り10分58秒、ボールをプッシュしたレブロンはウイングで待つカーメロ・アンソニーへパスを送り、左コーナーへのパスフェイクでフリーな状態を作ったカーメロは落ち着いて3ポイントシュートを沈めました。それがレブロンにアシストが記録され、これで通算のアシスト数が1万に到達し、3万得点1万リバウンド1万アシストという偉大な記録を成し遂げたのです。
この試合でも31得点7リバウンド6アシストとマルチに活躍したレブロンは
得点、リバウンド、アシストは僕が試合の中で大事にしてきた部分。
この統計のカテゴリーで僕が今一人で座っているなんて。このようなことが起こるといつも言葉を失ってしまうし、僕がどこから来たかを考えてしまう。故郷であり、僕を形成したアクロン(オハイオ州)のこと。夢に向かい、このリーグで最高レベルでプレーしていた日々のことを考えてしまうんだ。
と感慨深くコメントしています。
この試合を迎える前の時点で、37歳のスーパースターは通算3万6793得点(NBA歴代3位)、1万143リバウンド(同39位)を残していることから、NBA史上初となる通算3万得点、1万リバウンド、1万アシストという大台も突破。
このままプレーを続ければ、カール・マローンの記録(3万9928得点)を抜き、得点部門で歴代2位に躍り出るのも時間の問題でしょう。
レブロンが素晴らしい記録を達成したものの、試合は大差での111-140の大敗。試合は第1クォーターに背負った24点のビハインドを覆すことができず、上位チームとの力の差を肌で感じる結果となってしまいました。
レブロンは記録達成を手放しで喜ぶことができず
今夜は自分自身だけでなく、家族や友人のために起こった一つの出来事なんだ
と言うに留めました。
なお、通算1万アシストを突破したのはNBA史上7人目。現役ではクリス・ポール(サンズ/1万894本)のみで、ナチュラルポジションがフォワードの選手でこの快挙を成し遂げたのはもちろんレブロンのみ。
キャリア19シーズン目ながら、依然としてバスケットボール界の“キング”と評されるレブロンに、また新たな勲章が加わることとなりました。
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