NBAプレーオフはカンファレンスセミファイナルに突入し、4つの組み合わせの中で最も大きな注目を集めているのはウォリアーズvsレイカーズでしょう。第6シードのウォリアーズが第3シードのキングスを、第7シードのレイカーズが第2シードのグリズリーズをそれぞれファーストラウンドで撃破し両チームとも勢いに乗っています。
レイカーズのレブロン・ジェームズ、ウォリアーズのステフィン・カリーの両エースは、2010年以降においてともに所属チームを4度のNBAチャンピオンに導いた時代を代表するスーパースター。ジェームズは38歳、カリーは35歳と大ベテランの域に入っていますが、ファーストラウンドでの2人の圧巻のパフォーマンスが証明するように衰えは全く見られません。
ジェームズは、激闘が予想されるウォリアーズとの戦いについて「ミスはできない。それをしたらウォリアーズにつけ込まれてしまう。とてもシンプルなことだ」と語っています。そしてカリーについて、このように尊敬の念を抱いていることを強調する。「彼が仕事に取り組むと10回中9回は結果を残す。それはこれまでのキャリアが証明している。彼のコート内だけでなく、コート外でも行ってきたすべてのことに対して最大限の敬意を払っている」
「NBAに彼のような次の世代のお手本となる人物がいるのは素晴らしいことだ。僕たちはリーグ史上において最も競争心を持った選手。そしてリーグの歴史にできるだけ多く、自身の名前を刻みたいと思っている」
ちなみにキングスとの第7戦終了後、カリーはレイカーズについてこう語っていました。「トレードデッドラインが終わった後、彼らは全く別のチームになった。すべてのピースがハマり、素晴らしいプレーを見せている。僕たちにとって（自分たちの実力を問われる）大きなテストとなる」
2人がプレーオフで対戦するのは今回が5度目。2015年から4シーズン連続でウォリアーズと、当時ジェームズが率いるキャバリアーズがファイナルで対戦し、ウォリアーズが3勝1敗で勝ち越しています。また、2021年のプレーイン・トーナメントではレイカーズがウォリアーズを下しています。カリーが通算成績では先行していますが、果たして今回はどうなるのでしょうか。オッズではウォーリアーズが優勢であるものの、どうなるか全く予想ができません。きっと世界中のNBAファンがその行方に注目してことでしょう！
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