【NBA】紆余曲折を経験しても決して諦めなかったウェストブルックという男

NBA

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

Coach Kをフォローする

「俺たちは自分たちの原則でやり続けて、戦い続けた。競い合いを続けてきたんだ。決して諦めなかったし、自分たちにチャンスを与えるようにやってきた」

そう語ったのは、ロサンゼルス・クリッパーズのラッセル・ウェストブルック。チームは4月26日(現地時間25日、日付は以下同)に行われたフェニックス・サンズとの「NBAプレーオフ2023」ファーストラウンド第5戦を130-136で落としたことで、1勝4敗で1回戦敗退が決定しました。

クリッパーズは右ヒザ捻挫のポール・ジョージがシリーズ全休、さらにカワイ・レナードも右ヒザ負傷のため第3戦から戦線離脱となり、チームは第2戦から4連敗。

2枚看板不在のなか、ウェストブルックは第3戦で30得点8リバウンド12アシスト3スティール、第4戦では37得点6リバウンド4アシストと奮闘。第5戦はチーム最長の39分28秒コートに立ち、14得点8リバウンド8アシストを残すも、フィールドゴール成功率16.7パーセント(3/18)で5ターンオーバーと苦しみ、キャリア15年目のシーズンを終えたのです。

昨シーズン、ロサンゼルス・レイカーズでプレーオフ進出を逃していたウェストブルックは、今年2月の3チーム間トレードでユタ・ジャズへ移籍後、契約のバイアウトを経てクリッパーズ入り。

「正直に言うと、今回のトレードは精神的に楽になった。解放されて良かったと思ってる。」

普段は決してネガティブな発言をしないウェストブルックでしたが、レイカーズに在籍している時間は精神的に厳しいものだったと吐露しています。だったらプレイヤーオプション行使しなきゃ良かったじゃんと思ってしまう私ですが、、、

「(クリッパーズ入りという)今回の決断は、おそらく俺のキャリアのなかでも初めて下すことができた決断だったかもしれない。1つ言えるのは、俺はここが大好きだということ。ここの人たち、それにファンのみんなは俺のことだけでなく家族や親しい友人たちのことも受け入れてくれた。(今シーズンは)たくさんのことがあったけど、俺は感謝している。それに俺は間違いなくここが大好きだ」

シリーズ敗退後、ウェストブルックはクリッパーズへの思いをそう語っていました。チームはレナードとジョージを筆頭に、ノーマン・パウエル、マーカス・モリスSr.、イビツァ・ズバッツ、ニコラ・バトゥーム、ロバート・コビントン、テレンス・マンといった多くの選手たちが来シーズンも契約下にいます。
 その一方で、今シーズン途中にクリッパーズ入りしたエリック・ゴードンは来シーズンの契約がチームオプション、ウェストブルックとメイソン・プラムリーが制限なしフリーエージェント(FA)となります。

 34歳ながら、今年のプレーオフでもアグレッシブなプレーでインパクトを残したウェストブルックが、今夏どんな決断を下すのかは気になるところです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました