【NBA】今季絶好調の渡邊雄太、なぜ3Pランキング1位になるまで成長したのか

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10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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米プロバスケットボール(NBA)のネッツに所属する渡邊雄太が絶好調を維持しています。20日(日本時間21日)のグリズリーズ戦では途中出場から4戦連続の2ケタとなる16得点をマーク。3ポイントシュート決定率でNBAトップに立っています。米識者はデビュー年だった4年前との比較動画を公開。進化の裏にあった「正確に打つために2つの大きな変更」に言及したのです。

頼もしさは増すばかり。グリズリーズ戦の第4クォーターには4本連続で3ポイントシュートを成功。今季の成功率は57.1%に達し、これはNBAトップの数字となりました。同僚のスター選手、ケビン・デュラントからも「俺たちは彼のエネルギーが大好きだ」と称賛されるなど、存在感を示しています。

米スポーツメディア「スポーティング・ニュース」のNBA担当ステフ・ノウ記者はツイッターに動画を公開。「このユウタ・ワタナベの動画はともに50%速度を落としてある。彼が初めて打ったショットと昨夜のものを比べた。リリースがかなり速くなっている」とつづり、「この男は努力をして(3ポイント)シュートの成功確率を12%から57%に上げた」と記したのです。

米ファンからは「ユウタはルーキーイヤーからシュートを完全に変えた」「努力は報われる」「彼のこととても嬉しく思う」「こういう習慣を変えるのはかなりの努力を要する」と称賛の声が止みません。日本ファンからも「進化が半端ない!」「練習の賜物やないか」「もう別人だな……すげえや、以前と違って無理に打ってる感皆無」と反響が寄せられています。

米スポーツメディア「スポーティング・ニュース」は渡邊の進化について、ノウ記者による執筆記事を掲載。渡邊がルーキーシーズンだった2018-2019シーズンでは「3ポイント成功率はわずか12.5%、最初の試投ではリムにすら当たらなかった。そのときから、彼は劇的に向上した」と数字の推移を記したうえで、「正確に打つために2つの大きな変更」に言及しました。

「まずはホップするのではなく、ワンツーステップを使うこと。NBAにきた当初は足を揃えるためにパスをキャッチしたあとに軽く飛んでいた。今はボールを受ける前に非常に小さなステップを右足でして、ボールをキャッチした後に左足で小さなステップをして足を揃えている」

「2つ目の大きな変化はパスをキャッチしたときにボールを太もものところまで降ろさなくなったことだ。代わりに彼はボールを腰よりも高い位置でキープし、そのままシュートに移っている。これにより、素早いフォームとなる。横並びで比べると、その違いは非常に分かりやすい」

こう指摘した上で「ワタナベはシュートを刷新するために明らかにかなりの努力を積んでおり、それが結果となって報われている。彼はスリーポイントの成功率でリーグトップに立っており、ブルックリンのファンのお気に入りになりました。そして、チームに絶対必要な存在になっている」ことは間違い無いでしょう。

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