今シーズンは昨シーズンよりかは戦績を伸ばせるのではないかと予想されながらも開幕5連敗からスタートし、ファンをガッカリさせたレイカーズ。現地時間11月20日、本拠地クリプトドットコム・アリーナでサンアントニオ・スパーズと激突。123-92と大差で完勝し、今季成績を5勝10敗(勝率33.3%)としました。
試合は第1クォーターからレイカーズが34-20とスパーズを圧倒。大黒柱レブロン・ジェームズが怪我で不在が続く中、好調を維持していたアンソニー・デイビスが30得点、18リバウンドを叩き出すなどインサイドを制圧し、一度も主導権を譲らず、最大34点差をつける横綱相撲で、今季初の3連勝を飾りました。
レイカーズは殊勲の働きを見せたデイビスのほか、オースティン・リーブスが21得点、ロニー・ウォーカー四世も14得点をマーク。さらに控え選手が4人も2桁得点をあげるなど、ベンチスコアで53-34とスパーズを圧倒しました。
そのセカンドユニットを牽引したのが、ベンチ起用に配置転換されてから効果的なパフォーマンスを披露し続けているラッセル・ウエストブルックです。この日も途中出場からエネルギッシュなプレーを見せ、10得点(フィールドゴール4/9、3ポイント2/5)を記録したほか、ゲームハイとなる10アシストをマーク。トーマス・ブライアント(15得点)、ケンドリック・ナン(13得点)、デニス・シュルーダー(13得点)らの力を見事に引き出してみせました。
この3連勝を飾った期間、平均11.3アシストを配給し控え選手たちを束ねているウエストブルック。試合後、自身が現在になっている“セカンドユニットのリーダー”という役割について問われたスターPG(ポイントガード)は、こう答えました。
「正直、どのユニットだろうと関係ない。俺は自分の能力をよく知っているからこそ、チームメイトたちを向上させることができる。それがこのリーグで長い間やってきたことだ。自分の能力を最大限に発揮し続けることが、チームのためになることを願っている」
ベンチからの出場を受け入れるのは難しいのではないかと噂されていましたが、チームへの忠誠心が強い男ウエストブルックは、どんな形であれチームに尽くすことを誓っています。ボールキープ時間が増え、「らしさ」を取り戻しつつありますが、それと同時にTOも増えており、クラッチタイムにBIG3が揃うと、うまく機能しているようには見えません。
3連勝を飾ったとはいえ、現在のレイカーズはウエスタン・カンファレンス13位。ここから着実に順位を上げていくべく、ウエストブルックのさらなるハイパフォーマンスに期待したいです。
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