【NBA】コービー・ブライアントから学ぶ「無敵のメンタル」

NBA

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

Coach Kをフォローする

2020年1月26日、バスケ界に衝撃が走った元NBA選手コービー・ブライアントの事故死。

世界中の人々が、早過ぎる彼の死を惜しみました。

コービーは、NBA史上最年少でオールスターに選出され、以降、歴代通算4位となる33,643得点を出すなど、まさにNBAのレジェンドでした。一方で、誰よりも負けず嫌いで絶対的な自信を持ち、汚い言葉を吐いたり、激怒している姿を目にすることも多かったのは事実です。しかし、強烈な性格だったにもかかわらず、彼は多くの人から愛され、尊敬されていました。
なぜコービーは、英雄となり、周囲から愛される存在となったのでしょうか?
彼が事あるごとに口にしていた「マンバメンタリティ」に、なにか秘密があるのか。
彼の「無敵のメンタル」はどうやって身についていったのでしょうか。
コービーのドラマのような人生の軌跡から、成功するために必要なマンバメンタリティの極意を探っていきましょう。

「格下でも軽視しない」

レイカーズに入団してまもなく、コービーは「ブラックマンバ(世界で最も危険な猛毒ヘビの一種)」という愛称で呼ばれるようになり、徐々に存在感を強めていきました。その愛称の由縁は、彼自身の強烈な性格にあります。

新人時代は、先輩に一切物怖じすることなくボールを独占し、とにかくシュートを打ちまくっていました。プライベートではチームメイトと一切つるまず昼食も単独行動。チームの練習中には、猛烈なトラッシュトーク(スポーツにおいて相手チームの選手の気を散らせたり、心理面を乱す汚い言葉や会話)を仕掛けて、新人を涙目にさせることもあったといいます。
怪我の影響でリハビリに専念していたコービーが、久しぶりに練習に顔を出した際には、「明日トレードされる負け犬たちに最後の挨拶をしに来た」と言い捨て立ち去ったというエピソードも有名です。
それにもかかわらず彼は多くの人々から愛され、尊敬されていました。
NBAファイナルで2度、コービー率いるレイカーズに対峙したコーチ、ハーブ・ブラウンは「(コービーは)対戦相手が格下とみられる場合でも、決して軽視しないことが重要と理解し、献身的なディフェンスとリーダーシップを発揮する一方で、対戦相手をいかにリスペクトしているかを上手く示すことができたんだ」と語っています。

マンバメンタリティとは『生き方』

『最高の自分を目指す事。終わりなき冒険』

人生を通して、最高の自分を目指し続ける事。途中で最高の自分を決める事は、もはや妥協です。

その瞬間、最高の自分ではなくなってしまいます。だから、終わりが無いのです。

また、辛い事や困難な事を避けていては成長出来ません。冒険には困難が付きもので、困難こそ成長の糧です。

つまり、無限の向上心を持って生きる事がマンバメンタリティなのです。

【マンバメンタリティの5つの柱】
①Passionate(夢中)
②Obssesive(一心不乱)
③Relentless(不屈の精神)
④Resilient(回復力)
⑤Fearless(恐れるな)

最高の自分を目指す方法は『準備』

『徹底した準備(練習)をする事で、自信が得られる』

コービーは,、1日たりとも練習を欠かしませんでした。しかも、誰よりも多くの時間と頻度を。
練習で身に付くものは、スキルだけではありません。何事にも揺らがない心の強さ、『自信』が付くのです。

学生にとって身近な例は、テストとテスト勉強。出題範囲を徹底的に勉強すれば、試験でも冷静に解けるはずです。
部活をしているあなたは試合で勝つために日々の練習を頑張らなければ、もちろん試合に出れません。

しかし、準備不足で試験本番に臨めば、知識不足に加え、緊張によるミスで良い結果が出ません。
さらに、コービーはこんな言葉を言いました。

『練習は1番自分が下手くそだと思って練習するんだ。
だけど試合では1番自分がスペシャルだと思って挑む』

このメンタリティで挑むことは極めて重要だと考えることができます。

継続の原動力は『愛する心』

『継続の原動力や情熱は、心の底から好きである事』

朝4時に起きてジムで練習するのも、
1時間同じ場所からシュート練習をするのも、
ジャンクフードやお菓子を食べないのも、
ボール無しでシュート練習をするのも、

バスケットボールが心の底から好きだから
毎日苦も無く、コービーは継続してしました。

これらを一言で表すと、「夢中・没頭」と言えます。しかし実は、誰もが既に経験がある事です。

ゲームが好きだから、読書が好きだから時間を忘れるぐらい没頭しているなんてことは皆さんもきっとあるでしょう。

あなたが本当にバスケが上手くなりたいならば、まずはバスケを好きになる事から始めるべきです。

ボールが地面を叩く音、バッシュのにおい、ボールがネットに入る音、何でも良いのです。

『失敗を恐れない事』

『我々の最大の恐怖は、夢を受け入れる事』

夢に向かう時、誰もが直面する恐怖があります。その恐怖とは、夢に全力を尽くしたのに叶わない事です。

「努力が無駄になるのでは?」と考えてしまい、努力や挑戦そのものを諦める人も中にはいます。

だから、コービーはこうも言いました。
『恐れがあっても挑戦しろ。誰のためでもなく、己のために』

挑戦して成功するかしないかは、誰にも分りません。未来の事を心配するだけ無駄です。

挑戦に失敗は付き物です。
なぜなら、挑戦は今の自分より高い場所にあるから。

むしろ、失敗をポジティブに考えるべきです。

「あ!自分はまだ上に行ける!」こんな風に。

また、周りのネガティブな言葉や視線は無視が一番。
彼らのためではなく、自分のために挑戦しているのだから。

コービーは自分の旅路に失敗はないといいます。是非皆さんもこのメンタリティで挑んでほしいものです。

みんな、何故か失敗を恐れるんだ。そんなものはないのに。
それは自分自身が勝手に作り出しただけの話なんだよ。
例えば試合に負けたとしようじゃないか。
それが失敗かって?そんなわけないじゃないか。

そこから学び続け、トライし続ければ失敗じゃないんだよ。
人生は長い長い冒険だ。
それを歩み続ければそれは単なる過程の話で、
終わりを意味するものじゃない。

だからやり続けることが大事なんだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました