相手の心をつかむ「人心掌握術」

キャリア

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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皆さん、こんにちは!Coach Kです!

人生で成功する上で欠かせない1つのピースである「対人関係」。家族、友人、恋人など人を理解するということは大変重要な要素であり、それはビジネスマンとしても人々の支援はなくてはならないものだと思います。また「人に何かを教える立場」の人も教える者のを理解することからTeachingやCoachingが始めなければならないのですが、それらの方法をマスターせずに、実行している人は実は世界の1%にも満たないと言われています。

・言うことを全く理解してくれない
・何度言っても相手がやる気にならない

などの悩みを抱えている人多いのではないでしょうか。

今日は科学的な研究により明らかになった、「人間の特性」から導かれた人心掌握術を簡単に紹介していきたいと思います!

人心掌握術とは

簡単に言うと、文字通り人の心をガッツリ掴むことです。信頼感や尊敬を表すものであり、自身の影響力や存在価値が拡大していくことを指します。
NBA界でいうと、HCに就任してすぐにNBAチャンピオンになり、ゴールデンステイト・ウォリアーズの黄金時代を築いたスティーブ・カーが人心掌握術に優れていると言われています。叱咤激励だけでなく、オフザコートでも選手たちとだけでなく、その家族との時間も大事にすることから選手たちからも信頼が高い1つの理由かもしれません。


人は誰しも「認められたい」という承認欲求が高い生き物です。それらに対して「与えて、与えて、与え続ける」のが基本的な考え方です。
監督業をしていても、「コーチは全然練習を見てくれない」なんて不満を少なからず選手は抱えているものだと思います。それらに応えてあげることができれば、人心掌握の第一歩と言ってもいいかもしれません。
では具体的に人心掌握を身につける10の鉄則を紹介していきます。



①褒める

人は褒められると協力的になります。人は相手にほめられると自分が受け入れられていると感じ、疑念や恐怖心が消えて協力的な気持ちが生まれてきます。その反面、「ほめること」は「ご機嫌取り」の解釈を間違えないようにしなければなりません。しかし、ご機嫌取りをする人のほうが有能で意欲があり、その結果上司に高く評価されることが研究で証明されているそうです。人間ってやはりいつも称賛に飢えている生き物なんですね。私はそんな出世の仕方は嫌だなって思ってますけど。。。
誠実なほめ言葉であれば悪い気はしないし、時には大きな力とさえなり得る。そして、やがて称賛をもたらしてくれる人の支援者となるのかもしれません。

②貸しをつくる

日本人の多くは「ギブ・アンド・テイク」の精神でしょうが、本当に大事なのは「誰にも借りを作らず、貸しを作る」のが富の法則です。本当の親切はいつか自分に何倍もの形で返ってきます。大切なのは下心がないことです。

③出し惜しみする

ここで勘違いしてほしくないのは飲み会の会計や、仕事などで重要な情報を出し惜しみするということでないということです。出し惜しみする人は自信がない人と言われていますが、それらを曝け出し、自分自身もあなたと同じだよと安心させることが大事です。人は自分に似ている人を好きになりやすいと言われています。考え方、服装、学歴、教養、ライフスタイルなど、何かしらの共通点があるだけで親近感が生まれるからでしょうね。心をつかむ達人は相手との共通点を常に探しています。親近感が相手との距離を縮める第一歩です。

④期待する

これは期待理論の考え方と一緒です。「人はある種の行動によって自分が期待し、価値を認める代償が得られると思えば、その行動に対するモチベーションが生まれる」という考えです。期待されてネガティブな感情を抱く人はいません。過度な期待はプレッシャーになってしまうので注意は必要ですが、期待感をもって携われば、自ずと相手はモチベーションに変えて行動していくはずです。

⑤「みんなやっている」と思わせる

日本人は、「誰々もやっているから安心できる」という集団的思考が働きやすい人種です。これらの効果を与えることを「バンドワゴン効果」といいます。実は日本人は「TV広告を信頼する」という割合より、「友人・家族の口コミを信頼する」という割合の方が実は高いんです。それらを利用することで行動を起こすキッカケとすることができるでしょう。

⑥責任感を感じてもらう

例えば責任が生じる任務をお願いした場合、人は「自分を信頼してくれている」と感じるものです。あなたとの信頼関係ができていれば、この人のために絶対にクリアしてやろうとモチベーションにつながることでしょう。

⑦連想させる

学校の現場で先生が生徒に展開するのはTeachingといって答えを教えてあげるのがメインですが、大人は答えまで導くCoachingが重要です。

⑧感情と理性

人に物事を伝えるときは「ときに感情や理性に伝えるように話すこと」が大切なスキルです。良いことを言っていても棒読みでは相手の気持ちに伝わりにくい場合があります。

⑨絆 ⑩関わり

先に紹介したスティーブ・カーはコーチングをこう表現しています。

コーチングというのは関係を築くこと、人と繋がることだ。
オフィスで作戦を練るだけではだめなんだ。家族にも会い、みんなを知りたい。
それらすべてが、コーチングの一部だ。

人には誰しも価値観、感情があります。私たちは機械を相手にしているわけではないのです。
人の心を動かすのは、やはり人の心です。

是非、上記内容を意識して人との携わり、接し方を見つめ直せば、物事を更にスムーズに運んでいけるようになるかもしれません。



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