必ずノーマークができる!オススメ『Motion OF』

オフェンス

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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みなさん、こんばんは! Coach Kです!

今日は咋シーズン私たちが取り組んだモーションオフェンスについてご紹介していきたいと思います。当然知っている人もいるかもしれませんが、リオオリンピックでオーストラリア代表が披露したオフェンスです。「個」で戦ってくるアメリカ人代表に対し、2人目、3人目を上手く絡ませ、スイッチディフェンスしてくる相手の守備の裏をかいて点数を稼いでいく戦い方は非常に魅力的でした。

私たちも8年連続でインカレに出場していますが、やはり関東の圧倒的な個々の強さを兼ね備える強豪校になかなか勝つ方法を見つけれずにいます。しかしこのモーションオフェンスを取り入れて挑んだインカレは最初の時間帯は接戦の展開に持っていくことができました。結果として、準備期間が短かったことによる精度と質は、まだ敵を倒すほどのクオリティではなく、大敗してしまいましたが、今後の可能性を見出せる内容であったと思っています。
今日は簡単に私たちがどんなオフェンスを取り入れていたかをお伝えしていきます!

ボールスクリーンモーション

まずはトップにビッグマンを配置することでこのオフェンスの展開は始まります。

基本的にビッグマンはスクリーナー、ペリメーターはビッグマンのスクリーンを使うユーザーとなります。
ビッグマンにボールが渡ってから、ボールサイドでエントリーが始まります。

パスを捌いたウイングにいる人はバックカットでスペースをクリアにします。まずはこのバックカットにパスが入るなら狙いましょう。
しかしこのバックカットはあくまでもダミーという位置付けでも構いません。
そのバックカットで空いたスペースにボールを持ったビッグマンとコーナーにいるペリメーターがオンボールスクリーンで2メンゲームを行います。
ビッグマンはハンドオフ後、クイックロール、またはポップアウトでのアタックに移ります。

それがダメだった場合、逆サイドのビッグマンにボールを展開し、同じことを繰り返しオフェンスを行います。

基本的なムーブメントは以上です。



どのようなディフェンスに有効か

パックライン(これは後の記事で紹介します)でディフェンスを敷いてきているチームに対してはバックカットから始まるエントリーは正直あまり有効的とはいえません。ではどのようなチームに対して有効かというとディナイがハードに仕掛けてくるチームに対しては非常に有効的です。裏をかくことにより、当然ディフェンスはカバーリングが発生します。その穴を狙っていくことで、常にアウトナンバーの状態でオフェンスを構築できるのです。
ではパックラインに対しては無理なのかというと、そういうわけではありません。ウイングの人がコーナーにいる仲間にオフボールモーションエントリーを行うことによって、始めることもできます。

応用編

下記の動画でもいくつか応用編を採用していますが、このオフェンスにはバリエーションが無限大です。高さのアドバンテージを兼ね備えているチームはUCLAシリーズに展開できますし、逆サイドビッグマンにボールを展開した際にハイローのオフェンスも仕掛けることができるでしょう。
そしてもちろん何回も同じことをしていると、相手も慣れてくるので、逆にその慣れを利用することもできるのがこのオフェンスです。ウイングがバックカットした後に、ハンドオフに入るわけですが、ハンドオフするふりしてバックカット、ビックマンのドライブ、バックドアしたペリメーターが逆サイドに流れず、そのままトップにいるビッグマンにスクリーンをかける、などたくさんあります。是非自分のチームでチャレンジしながら、自分達の色を出せるボールスクーンモーションを完成させていってみてください。

ポイント

ビッグマンのアウトサイドスキルは必要
ビッグマンはいつもとは違うエリアでオフェンスをチャレンジすることになります。慣れないアウトサイドポジションでボールを失わないことはもちろん重要です。またバックカットやスリップに対するパス技術も必要です。そして何よりアウトサイドシュートの技術も重要でしょう。それらができるビッグマンがいることでこのオフェンスはどんどんクリエイティブになるでしょう。

スクリーンは焦らない
オン・オフボールスクリーンを絶えず行うエントリーとなるので、タイミングが非常に重要です。スクリーナーがセットしていないのに、ユーザーがスクリーンを使おうとしても、ディフェンスとのズレをつくることができません。スクリーンの準備が整ってからユーザーは使い始めることを大事にしてください。またそのスクリーンを利用するときはショルダーtoショルダー(肩と肩がぶつかるぐらい)で利用しましょう。

形だけに捉われてはいけない
これはどのエントリーにも言えることですが、あくまでコーティングしたオフェンスはキッカケ作りです。目の前の状況を冷静に判断し、勇気を振り絞ってトライすることが大事になります。形だけに捉われず、ディフェンスの状況を分析し、ドライブやシュートを常に狙うアタックメンタリティーだけは絶対に失わないでください。

さいごに

下記の動画は私たちがこのエントリーを使用している試合映像です。是非参考にしてください。私たちもまだまだ精度が低いので、どんどんバリエーションを増やして、多彩なオフェンスを繰り広げれるように頑張りたいと思います!

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