【教育】主体性の育て方

コーチング

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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近年、社会で求められている一つのスキルとして「主体性」という言葉をよく耳にすることが増えてきました。
私もよく教育の現場では人の指示ばかり待たず、自分で0から1を作り出せる人になりなさいとよく伝えています。
実は2020年度に改訂された学習指導要領のなかでも「主体的に学ぶ(アクティブ・ラーニング)」がポイントの1つになっているのです。

これまでは、「言われたことをちゃんとできているか、学んだことを理解しているか」、と【知識・理解】に焦点が当てられがちでしたが、
これからは、「得た知識から、自分で考え、物事を表現したりできるか」が大きく優先されていくはずです。

今日はその「主体性」をテーマにして話していきたいと思います!

主体性とは

主体性とは「誰かに頼らず、自分自身で問題解決に取り組む姿勢」のことを指します。まずは「自分は何をすべきか」を考えることがスタートラインです。
よく会社では、上司の指示がなければ、何もしない人いませんか?
これは間違いなく幼少期から自ら考え行動するクセを身につけずに、誰かに何か導いてもらってばかりから生まれた主体性の無さと言っても良いでしょう。
主体性は『自責思考』が基本となります。

主体的に動けない人の特徴

主体的に動けない人には理由や特徴があります。ここでは10の特徴を挙げてみます。

1.何事に対しても受身、指示待ち
2.ネガティブ思考
3.責任感なし、プライドが高い
4.人に流されやすい
5.小心者、周りの目ばかり気にする
6.分からないことを分からないままにする、またそもそも何が分からないかが分からない
7.向上心なし
8.人に厳しく、自分に甘い
9.失敗から学ばない、学べない
10.「〜でもいい」と言いがち

どうですか?自分に当てはまる箇所はありましたか?
逆に主体的に動ける人はとにかく好奇心旺盛で、様々な物事に触れようとどんどんのめり込んでいきます。
どんな状況でも意欲的に動ける人は、状況に応じた判断力も身につけていけるのです。
またどんどん物事について知りたいと思う知的好奇心から得られた視点や経験は人々のコミュニケーション能力向上にもつながるので主体性のある人は周囲の人とも円滑に活動していける傾向にもあると思います。

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何が原因で主体性がなくなってしまうのか

育ってきた環境や関わってきた人間、経験で自身の価値観は大きく変わっていきます。主体性もその一つです。
幼少期からアクティブに動けていた人も、何かが原因で意欲的な姿勢から消極的になり、マイナス思考が大きくなってしまうものです。主体性をなくしてしまう原因というのはどんなものがあるでしょうか。いくつか例を挙げて紹介してきたいと思います。

自分よりリーダーシップを発揮する人が近くにいる
自身の身近に強力なリーダーシップを発揮してくれる仲間や上司がいると、当然その人の指示を聞くことが多くなると思います。そして失敗したとしても責任まで負ってくれようものであれば、自然とそれに甘えてしまうものです。
そんな環境に甘えていると楽をすることに慣れてしまい、自然と自分で考えたりすることがなくなっていってしまうんですよね。

また、「怖くてお父さんに意見できなかった」「言っても絶対論破されるから言う気にもならない」「先輩の言うことは絶対」なんて人も同じです。恐怖を感じ、萎縮してしまうと、意見しずらくなり、怒られないようにしようという気持ちが先行してしまいがちです。
自身の子供にしっかりとした大人になっていってほしい!という親心は時に我が子の成長を逆に止めてしまうことにもなりかねません…。

プライドが邪魔してくる
鳥山明さんの作品「ドラゴンボール」でも人気キャラでもあるサイヤ人の王子ベジータ。王子であるのにもかかわらず、下級戦士であったカカロットに一度も勝てませんが、「俺は王子なんだー!」と己を奮い立たせ、何度もカカロットに勝負を挑みます。
誇り高きサイヤ人であることのプライドを決して損なわず、ライバルとして、時には仲間として地球の平和を守っています。
まだベジータのような己を奮い立たせれるプライドならいいのですが、恐怖心からによるプライドは本当に邪魔でしかありません。
「失敗して笑われたくない」などの完璧主義は自分をも萎縮させてしまいます。何よりも自身のメンツを保つのが大事で、馬鹿にされない立ち回りをしてしまうのです。もちろん責任は負わない、仲間の不幸話は大好き。こうした自分本位な考えは主体性を消滅させてしまうのです。

なぜ主体性が必要なのか

そもそもなぜ主体性が必要だと謳われ始めたのでしょうか。それは世の中がどんどん便利になってきていることも影響しています。
IT化が急速に拡大していき、10年〜20年後には私たちの仕事の49%は機械に代替されている可能性があるといわれています。
今みなさんが行っている仕事は機械でもできることがありますか?
それとも生身の人間でしかできない仕事ですか?
自分自身で何かを生み出せる人でなければ、機械に仕事を奪われ、職がなくなってしまうかもしれません…。
もちろんそれは私も決して他人事ではないのですが…。

主体性の育て方

簡単に言うと先に述べたものと逆の行動をすることを心がけていけばいいだけです。
子供の主体性を育むのは文字で表現するのが難しいのですが
簡単に言うと

過保護になりすぎず、コミュニケーションを大事にして、成長を急がない

これに尽きると思います。

分かってはいるんだけど、難しいんですよね。

ですが、きっとあなたの思いは子供にも伝わるはずです。

自身もこれからでもできることがあるはずです。

お互いこれからの社会に取り残されないように頑張っていきましょう!!!!



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