バスケットボールのZoneDef「1-3-1」 Vol.2

コーチング

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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みなさん、こんばんは!Coack Kです。

先の記事では、「1-3-1」ゾーンディフェンスのポジションの役割、
基本的な考え方を紹介しました。

気になる方は、下記の記事をご覧ください。
バスケットボールのZoneDef「1-3-1」Vol.1

本日は理解しておくべきメリット・デメリット、
チームとしての約束事を紹介していきたいと思います!

1-3-1のメリット

1.速攻につなげやすい
スティール、リバウンドに成功した場合、トップとウイングで既に3線速攻の形ができているため、そのままイージーバスケに展開しやすいです。

2.相手が混乱する
ゾーン対策の練習というのは「2-3」「3-2」に対してのが多く、1-3-1を攻略するために練習するチームはほとんどありません。そのため、アジャストするのに時間がかかります。40分間続けるのは難しいかもしれませんが、ゲーム重要な局面や勝負所で使うことで、勝利を引き寄せる可能性が高まるでしょう。

3.オフェンスに合わせて応用させやすい
1-3-1ゾーンディフェンスはオフェンスの形に合わせてディフェンスを応用させることができます。先の記事にも書きましたが、ボールの位置や、敵の攻撃の仕方によって2-1-2や2-3ゾーンよりも応用力が高く、しっかりと習得すれば強力なディフェンスになります。

4.ゾーンの起点を潰すことができる
オフェンスがゾーンアタックを展開する時にはガード/ウィング/ハイポストの3ヶ所にボールを繋ぎ、ズレをつくってクリエイトしていくのですが、1-3-1ゾーンディフェンスはこの3ヶ所を重点的に守るディフェンスですので、起点となる所を潰しやすいです。

5.先読みしやすい
1-3-1は追い込むディレクションがはっきりしています。また攻略するためのオフェンスはある程度決まってしまっているため、ディフェンスはオフェンスの攻め手に対して準備をしておくことができます。ほとんどのオフェンスがコーナー、ショートコーナー、エルボーにボールを落とそうとしてくるので、そこのパスコースを防ぐことで、次の狙いが予測しやすくなります。

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感想(35件)

6.エキサイティング
ガンガン前からプレッシャをかけるディフェンスなので選手たちはこれまでと違う戦術に興奮を感じます。また1-3-1成功からオフェンスの点数に結びついたときはチームに大きく勢いを与えることでしょう。

1-3-1のデメリット

1.特定のエリアを諦める必要がある
逆サイドにボールを展開された場合は、アウトナンバーの状態のためスリーポイントはどうしてもコンテストに間に合わない場面があります。

2.サイズのないチームには難しい
サイズのないチームはせめてミドルセンターだけでも大きい人がいないと上からパスを簡単にどんどん通され、1-3-1の狙いを実行することは非常に難しいです。

3.リバウンドが弱い
1-3-1ゾーンだけではないですが、ゾーンディフェンス最大の欠点とも言えるのがリバウンドです。ボックスアウトがしにくいので、5人全員でリバウンドに飛び込み、近くにいる相手オフェンスにボックスアウトをしましょう。特に両ローポスト付近のリバウンドが弱いので、ウィングは積極的にリバウンド参加しましょう。

4.時間がかかる
他の戦術に比べ、ルールが非常に多いため。習得に時間がかかるのは事実です。

5.体力的に長時間は難しい
アグレッシブにプレッシャーをかけるディフェンスですので、他のゾーンディフェンスよりも体力を使います。特にウォーリアーはコーナーからコーナーへ走る必要ありますし、トップは左右どっちにボールがあってもプレッシャーをかけ続けるため、体力の消耗に注意をしましょう。

1-3-1のルール

1.全員がハンズアップして、自分を大きく見せる
ゾーンディフェンスで最もやられてはいけないのが、オフェンスに自由にボールを回されることです。ハンズアップ(手をあげる)をして、オフェンスのパスコースを制限しましょう。そして早い展開でボールを展開されてしまうとスキができてしまうため、パスコースをシャットアウトするようハンズアップしたほうがいいです。足はマンツーマンと違いステイロウではなく。ボクシングのジャブステップをふみ、すぐ対応できる準備をしておきましょう。

2.全員でリバウンド
全てのゾーンに共通していえることはリバウンドが弱点です。シュートチェックに行ったままリバウンドに絡まないなんてことは絶対にあってはいけません。全員がペイントエリア付近でボックスアウトをし、飛び込みリバウンドを警戒しましょう。

3.ギャンブルはダメ
積極的にプレッシャーをかけ、相手のミスを誘発することが目的ですが、なんでもかんでも飛び出していいわけではないです。オフェンスの主導権を奪うことに注力しましょう。相手の目線でパスコースを防ぎ、簡単にオフェンスを展開させないように、リズムを狂わせることに成功すれば最高です。

最後に

私も現役時代は1-3-1をしたことはなかったのですが、敵チームにされたときはかなり苦戦したのを覚えています。自分が監督になり、習得するためにかなり勉強しましたが、今では自チームの大きな武器となっています。
最後に私たちのチームがどんな1-3-1をしているか、試合の一部映像にしていますので、こちらご確認ください。
白のチームが拮抗した展開から1-3-1を展開し、相手のミスを連発させ、雰囲気が最高に盛り上がっているので、皆さんの見本になればと思います!

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