どれほどかわいく大切な子どもでも、ときにはイライラしたり喧嘩をしてしまったりすることがありますよね。
そして子供の寝顔を見て、「何であんな言い方をしてしまったんだろう…」と反省する人も多いんではないでしょうか。
大人げなく怒鳴ったり何日も口をきかなくなったりすると、子どもも親も辛いですし、家庭内の雰囲気も悪くなってしまうものです。
ここで親子喧嘩をしてしまったときの仲直りの仕方や、喧嘩にならないためのポイントを私の経験のもと、お伝えしたいと思います。
親子喧嘩を必要以上に恐れず、適切に対処して子どもの成長の糧へつなげていければいいだけなのです。
絶対にやってはいけないこと
子どもの存在や人格を否定する
親子喧嘩では、子どもの存在そのものや人格を否定する言葉を絶対に言わないようにしましょう。
「何をやってもだめな子ね」
「どうせできないと思っていた」
「いつも信用できないのよ」
「何回言っても分からないアホなの?」
存在や人格を否定するような言葉は、ついうっかり出てしまったとしても子どもの心を傷つけます。
『どうせ僕、私なんて…』と自己肯定感が欠落する原因になってしまうのです。
場合によってはトラウマとなる可能性もあるため、親子喧嘩をはじめどのような場面でも言わないように心がけましょう。
過去の喧嘩を持ち出さない
「いつも言っているけど」、「あの時も」、「いつもできていない」といった言葉は避けましょう。
怒っている親目線であれば、過去の出来事が目の前の出来事につながっているように感じられるかもしれません。
しかし怒られている子ども目線だと、過去・今・未来の概念がはっきり分からないのです。だいたい過去なんて忘れるから何回も同じことを言われているわけで、そもそも子供は何度も言わないと理解できないものだと理解しなければなりません。
そうなると素直に心を開いて指摘を受け入れることが難しくなるでしょう。
ネチネチ過去を引きずられていることそのものに腹を立ててしまう懸念もあります。
喧嘩は短く簡単に
長時間に及ぶ喧嘩はそもそも何で喧嘩に発展したのか分からなくなるのです。嫌な記憶しか残らなくなります。
言う事は短く簡単に伝えなければ子供は理解できません。
仲直りを必ずする
その日のうちに仲直りを
親子喧嘩は長引くほど仲直りが困難になる場合が多いため、その日のうちに解決へのアプローチをしましょう。
喧嘩から時間が経つとお互いの溝が深まり、どう声をかければいいのか、きっかけがわからなくなってしまうケースも珍しくありません。
場合によってはその日中に解決できないこともあると思います。
子どもの怒りの感情が収まらずに、ポジティブな話し合いができないパターンもあるかもしれません。
そんなときでも仲直りをしたい意思表示を親側からしておきましょう。
できるだけ短時間で親子喧嘩を解決できます。
また子供がどんなに悪くても親から謝りに行く姿勢は「自分も謝罪するキッカケ」を与えることになります。
どんなにイライラしていてもどちらか片方だけが悪いことはないという結末の迎え方がベストです。
できれば減らしたい親子喧嘩。そのコツは?
イラっとしたら?
子供ってめちゃくちゃイラッとさせる一言言ってきますよね。w
例えば「歯磨き全然してないじゃん、ちゃんとしなさい」って言ったら「全然してないわけではないし、ちょっとはしてるし」みたいなw
まあでもそんな時は一息深呼吸して落ち着いてください。
頭に血が上った状態だと、子どもを傷つけたり理不尽に思わせたりするような言葉を発してしまう恐れがあり、親子喧嘩がヒートアップしてしまいます。
そもそも人の怒りの感情は瞬間的なものといわれていて、少し時間が経てばわずかで冷静になれるものです。
日頃から良いところは認めてほめる
ささいなやり取りで親子喧嘩をしないようにするには、日頃から子どもの良いところをほめるようにするのも効果的です。
日常的に悪い点ばかり指摘していると、子ども側は「いつも注意ばかりされている」とネガティブに感じてしまいます。
私も「最近怒られてばっかでつまらない」と息子が口にしてしまうまで追い詰めてしまって悪かったなと反省し、割と誉めることを意識するようになりました。
子供がこんな心理状態だと、子どももつい反抗的になることもあるものです。
その結果、ささいな言動がお互いの気に触って、喧嘩に発展してしまうかもしれません。
日頃から子どもが良いことをしたらきちんとほめて、「ママやパパは良いところも見ているよ」とわかってもらいましょう。
最後に
子どもは大人からられたり、ほめられたりする体験で道徳観を培うといいます。
親子喧嘩も子どもを育む大切な経験の一つかもしれません。
その日のうちに解決する、悪いと思ったことは謝るなどの仲直りのポイントを押さえておけば、必要以上に怖がる必要はないと思うのです。
イラっとしたら一呼吸置いたり、いちいち口を出さない言動を見つけたりできれば、不必要な親子喧嘩をしなくてもよくなります。
親子間に深刻な溝を作らないようNG行為にもお互い気をつけていきましょう。
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