【子育て論】早生まれ、遅生まれ問題を解決すべき理由

キャリア

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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子どもが幼稚園に上がるころになると「早生まれ」や「遅生まれ」といった言葉をちらほらと耳にするようになります。早生まれとはいつ生まれた子どもを指すのでしょうか?
また最近の研究で、早生まれの子は遅生まれの子に比べ、学力やスポーツなど様々な面で長く差が残ることが分かってきました。この差はどうすれば解消できるのでしょう。
色々考えていきたいと思います。

「早生まれ」「遅生まれ」とはいつを指すのか

まずは基本的な部分を理解しなければなりません。「早生まれ」「遅生まれ」はご覧の分け方になります。

早生まれ …1月1日~4月1日に生まれたこと。また、その人。
遅生まれ … 4月2日~12月31日に生まれたこと。また、その人。

どんな違いが出てくるのか

早生まれと遅生まれではどのような差が出ているのでしょうか。
まず幼少期の発育の発達でいくと遅生まれの方が能力が高いと言われています。
それもそのはず同じ学年なのに早生まれの方が身体的な発達は遅くなってしまうのは当然なのです。
学力、運動能力にも差が出てしまうためトップアスリートの誕生月は遅生まれのの方が多いという数字も出ているようです。

また幼少期だけの問題のみならず学歴、収入でも差がでているため統計学上では「早生まれが損している」という結論がでております。

めちゃくちゃ褒めて育てることが重要になってくる

早生まれの人は同じ学年なのに自分より能力が高い人が多い現実に劣等感を感じてしまいがちです。
実際に日本トレンドリサーチ調べによると早生まれではない人に比べ自分の方が不利だと感じたことが42.8%いるという数字が出ております。
生まれつきの格差の原因は思い込みによるものもあるかもしれません。

幼少期の成功体験が後の人生のチャレンジするかしないかの選択肢になるように思います。
例えば子供の頃にやったことが褒められれば嬉しかったはずですし、もっとやってみようと思えたはずです。
他者からの期待を受けることで、学習や作業などの成果を出すことができるピグマリオン効果)環境作りは教育の現場のみならず、各家庭でも極めて重要なのです。

実は優秀な早生まれが多い?

では社会的に優秀じゃない人ばかりかと言うと実はそうではないようです。

日本の社長は実は早生まれの人が多いという結果が出たようです。
また統計学的に圧倒的データ数が少ないですが、ノーベル賞受賞率も実は早生まれの人が多いそうです。

ただこれはこの写真の番組でも
「早生まれの人は優秀じゃないから、企業に入らなくてダラダラしてるから自分で会社を作った人が多いのではないか。優秀な人は優秀な会社に入る」ひろゆきさんは言っていました。
確かにそうかもしれませんが、会社経営をしていく人はそれなりに優秀じゃないとできないことですよね。

問題解決をするために


4月1日生まれの児童生徒の学年は、翌日の4月2日以降生まれの児童生徒の学年より一つ上、ということになり、一学年は4月2日生まれから翌年の4月1日生まれの児童生徒までで構成されるルールになっています。

どこかで区切りをつけるのは必要なのかもしれませんが、飛び級や個々の能力や個々の判断で学年を選択できるようにすれば解決に繋がるかもしれません。
それが「当たり前」化していくのはだいぶ先の話になるかもしれませんが、日本人は「皆でやれば怖くない」という考え方が根本にあるので、早生まれ組織みたいなのを作ってやっていけば、それが日常になるかもしれませんね。

海外でもラフな留年や飛び級の制度などが整っているわけですから日本もそういった選択の自由があってもいいのではないでしょうか。

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