【思考】ロバと老夫婦から学ぶこと

思考

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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皆さんはこの話をしっていますか?

トヨタ自動車株式会社の豊田社長が、株主総会の時にこのお話をされたそうで、ちょっと前に話題になりました。

あらすじとすると、ある峠道にロバを連れた老夫婦がいて、ロバに乗らないで、夫婦でロバを連れていると、「ロバがいるのに乗らないのか?」「それはもったいない」と言われる。また、ロバに2人で乗っていると、今度は「ロバがかわいそうだ」と言われる。また、ご主人だけがロバに乗っていると「威張った旦那だ」と言われ、逆に奥さんだけがロバに乗っていると「あの旦那は奥さんに頭が上がらない」と言われる。

何を申し上げたいかと言うと、要は「言論の自由」という名のもとに、何をやっても批判されるということです。

今日はこれら物語から私たちが知るべき物の考え方についてお話していきます。

無視してもいい

人はどうしても「全ての人に理解してもらいたい」と思ってしまうものですが、そんなことはまず不可能です。
「上手くいくわけない」、「やめておいた方がいい」、「それは間違っている」とか。
世の中というのは、そういうものです。
だからこそ、そんなものは無視していいんです。

よく仕事のやりがいを求めていたり、誰かの役に立つことをしたいと思う人もいますが、その言葉には裏があると私は思っているんです。
自分以上に他人を愛せるわけないのに、自分をかなり犠牲にしてでも誰かの役に立ちたい人はなかなかいないと思うのです。

ロシアvsウクライナの戦争が続いている中、日本人で千羽鶴を送ったアホがいました。

千羽鶴を送っても何にもならないのに、何かいいことをしたいという己の欲求を優先させただけの自慰行為と一緒です。
所詮人間はこんなものなのです。

結局、何をしてたって批判はされる。

だったら、「やりたいこと」を思いっきりやった方がいい。

その「やりたいこと」が最終的に誰かの役に立てば良い。
本音の部分はこんなとこじゃないかと思います。

「いいひと」を演じるのは限界がある

「いい人」でい続けることは不可能です。どうしても助けたいパートナーとか、親友1人に対してなら、いい人を続けることはできるかもしれません。
でも、それが不特定多数になると絶対に無理です。フラットに付き合えることがその人のよさのように語られることがありますが、それは、全員に対してフラットに「どうでもいい」と思えている人の境地なんですよね。

「心のゆとり」は有限である

お金とか時間って、有限ですよね。パートナーから「お金貸して」「相談にのって」と言われたら、限られたお金や時間からやりくりすると思います。
でも、じつは「心のゆとり」も有限なのです。それはつまり、自分にゆとりがないときは、いくらお金や時間があったとしても、相手を優先させられないからです。仕事で超重要なプロジェクトにかかりきりだったり、体調を崩して24時間しんどいときって、「心のゆとり」がなくなりますよね。
そういうタイミングに、「相談にのって」と言われても「後にしてよ」って思うことでしょう。あと、心のゆとりがない人は、「募金しよう」「寄付しよう」「人にいいことしよう」とも1秒も思わなくなるじゃないですか。
だから、最初から「いい人」でいることは諦めるべきですね。

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