【子育て論】子供に読書はやっぱり必要?

子育て

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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皆さんは読書は好きですか?私は好きです。
人間はすべての学びを、「言葉」を通じて行っています。
子どもは言葉をまずお父さん、お母さんの声=「音」を通して知ります。言葉を聞くことで、少しずつ聞いた言葉の意味がわかるようになり、やがて自分が伝えたいことを言葉にして、他人に伝えられるようになります。

そして次に「音」を、紙に書いた「文字」に置き換えて「読む」ことができるようになります。

日本はまだ「本を読んだ方が頭が良くなる」と思っている人がほとんどだと思います。もちろん僕のその1人です。
SNSなどで情報はすぐに入手できますが、インターネットの情報のほとんどはソースがハッキリしない、嘘なのか真実なのか分からない情報で溢れていますよね。
それとやはり子供は会話だけでは使われる語彙に限界があると思うので、より多くの知識を身に付け、より深く考えられる子どもになるためにも「読書」が必要になってくるのではないかと思います。
しかし「本を読む」という行為が目的となるような指導をしてはいけません。それについて紹介していきたいと思います。

読書の効果


まずは本を読むことでどんな効果があるのか紹介します。

語彙力、文章力が養われる
本を読むことで得られるのは、知識であったり、教養であったり、ものの見方や考え方です。中でもたくさんの「言葉」がでてきます。知っている言葉も知らない言葉も出てくるため、必要に応じて調べることもあるのではないでしょうか。よく知らなかった言葉を得意げに翌日に学校で話すということをしたりした人もいるかもしれませんね。
そのような作業を繰り返していくと、自然とたくさんの言葉が身に付くはずです。
同時に、良い文章にたくさん触れることで、文章力も磨かれると考えられます。読書で高めた語彙力や文章力は、企画書・プレゼン資料・メールなどを作るビジネスシーンでも生かせるかもしれません。多くの言葉を知り、使える言葉が増えて論理的な文章のコツが身に付くため、分かりやすく説得力のある文章が書けるのではないでしょうか。

教養や知識が身に付く
読書は、これまで知らなかったことを知るきっかけになります。新しい知識や教養が身に付くため、世界が広がっていくのです。それによって、これまでと違う考え方を得られて、生きるヒントになったりします。
私はこれまでどちらかというとバリバリの体育会系の考え方をしていた方なのですが、ひろゆきさんの1%の努力を読んでからめちゃくちゃ考え方が変わりましたね。

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新たな知識が身に付き、教養が深まっていき、読書でインプットした知識は思考の材料になり、プライベートにも仕事にも役立てるかもしれません。

仕事に役立つ知恵を得られる
人が成長していく上では自分だけの世界だけでは限界があります。新しいひらめきを得るためにも読書は重要なツールの1つだと思います。本は知識を身に付け教養を深めるのに役立つだけでなく、同時に今必要なノウハウを教えてくれるものでもあるのです。

想像力が豊かになる
本は漫画と違い、全てのページに絵が付いているわけではありません。そのため読書をしているときには、文章から全ての情報を読み取ることになります。
中には文章で明らかにされていない部分があるため、そのような箇所は想像力で補わざるを得ません。筆者はどのような意図で書いたのか、物語なら登場人物はどのような気持ちだったのか、といった点を想像しながら読むのではないでしょうか。

子供はどうすれば本を読むようになる?

小学校では子供に本を読める子になってほしいという目的で、読書感想文という宿題を貸します。しかしあれではどんどん子供は「本離れ」していくだけなんですよね。
皆さんは全く興味ない本読みたいと思いませんよね?皆さんがそう思うなら子供もそう思って当たり前なのです。それでも宿題をやりなさい!と言われ、渋々取り掛かった「読書」は苦い思い出でしか残らないのです。
ではどうすればよいのか。
簡単です。「子供のロールモデル」になればいいのです。
例えばテレビを見ながらご飯を食べるのをやめなさいとか、早く歯磨きしなさいと言ったとしましょう。
そのとき子供はだいたい「お母さんだって携帯見ながらご飯食べれるじゃん」「お父さんはいつも夜遅くに歯磨きしてるじゃん」とド正論をぶつけてくるのがほとんどだと思います。

子どもにとって、親の存在は非常に大きいものです。子どもに読書をさせたいと思えば、親が読書を楽しんでいる姿を見せましょう。親が読書をしないのに子どもだけが読書に目を向けるわけがありません。
さらに重要なことは、「親は子育てだけを精いっぱいしていればいいわけではない」ということです。もちろん子育てはおろそかにするべきことではありませんし、非常に大切なことです。

ただ、子育て以外の何かに本当に熱心に打ち込んでいる姿を子どもに見せる機会を作ることが大事なのです。子どもはその姿に憧れを抱くことで、「お父さん、お母さんのようになりたい」と思うのではないかと思います。

「読んだ」ことしか覚えてない人になっていないか

頭の悪い人は、「その本を読んだ」ということしか記録されてなかったりします。
なぜなら、「毎月30冊も読んだ」「今年は300冊も読んだ」ということをアピールしたいという欲しかないからです。

あるいは、「まだあの本読んでないの?」などと、マウンティングするような人もいます。
どちらも、非常に頭の悪いことだと思います。

別に本を読む冊数が少なくても得た知識や情報をアウトプットできるようになれれば十分なのではないかと思います。
それなのに、「読んだ本の数」で競おうとするからおかしなことになってくるんじゃないかと思います。
それって「読みやすいものを読む」「ページが少ないものを読む」「すでに知っているテーマのものだけを読む」みたいな読書をするようになりますよね。それって本末転倒で、読書の醍醐味が無くなってしまうと思います。
ということで、読んだ本の冊数をアピールするようなことはやめましょう。
それよりも、「最近何を読んだのか」「これまでに読んだ本で何がよかったのか」をあなた自身の言葉や解釈で伝えられることのほうが、よっぽど意味のあることです。そのように考え方を変えてみましょう。

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