【子育て論】子供に「片付けしなさい」と言ってはいけない理由

ライフ

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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子育てにおいて、片付けは重要なスキルの一つです。しかし、親が子供に向かって単に「片付けしなさい」と言うことは、子供の心に負の影響を与える可能性があります。なぜなら、単なる命令形の言葉ではなく、子供にとって片付けがなぜ重要なのかを理解させることが大切だからです。

そもそも、なぜ片づけができないのか? それには、3つの理由が挙げられるそうです。

1 必要なものが選ばれていない
2 区別して収納されていない
3 どこに片づけるか把握できていない

「混同されがちなんですが、『片づけ』と『整理・収納』は違います。
『整理・収納』は、必要なものを選んだり処分したり、取捨選択して、そのうえで区別して収納。
取り出しやすくすることです。『片づけ』は、そのあと。使ったら戻す、これが『片づけ』です」

だからたとえば、おもちゃを片づけてほしい場合、まずは子どもと一緒に整理してみるところから始めます。
この時に“これはどう?いる?いらない?”と、一つひとつ意見を聞くコミュニケーションが大事、

そして供に「片付けしなさい」と言うことで生じる可能性のある問題点を考えてみましょう。まず、そのような命令形の言葉は、子供に対して単なる指示を与えるものであり、その背後にある理由や意味を十分に伝えることができません。子供はなぜ片付ける必要があるのか、どのような利点があるのかを理解することができず、ただ単に親の言うことを何も考えずに行動バカになってしまう可能性があります。

また、命令形の言葉は、子供に対して強制的な印象を与える可能性があります。子供は自分の意志で片付けるのではなく、親の意志を押し付けられているように感じるかもしれません。このような状況では、子供の自己肯定感や自己効力感が低下し、将来的には自己管理能力や責任感の欠如につながる恐れがあります。

さらに、単なる命令形の言葉では、子供にとって片付けが楽しい活動であるというイメージを持たせることができません。片付けは単なる義務や責任ではなく、自分の身の回りを整えることで快適な空間を作り出す楽しい行為であるという考え方が大切です。親が子供に対して理解を示し、共感を持って接することで、子供も片付けを前向きな行動として捉えることができるでしょう。

では、どのようにすれば良いのでしょうか。まず、親は子供に対して片付けがなぜ重要なのかを丁寧に説明することが大切です。例えば、「片付けることで自分の物を大切にすることができるようになります」「整理整頓することで快適な空間を作り出すことができます」など、具体的な利点を伝えることで、子供自身が片付ける意義を理解することができます。

また、親は子供と一緒に片付けることで、楽しい時間を共有することも大切です。例えば、「一緒におもちゃをしまおうね」「お片づけごっこをしよう」など、片付けを楽しい活動として捉えることで、子供も前向きに取り組むことができるでしょう。

最後に、親は子供の努力や成果を褒めたり、感謝の気持ちを示すことも忘れてはいけません。子供が自主的に片付けたり、協力してくれた際には、「ありがとう」「よくがんばったね」といった言葉や、ほめ言葉を通じて子供の自己肯定感を育むことが大切です。

子供に対して単なる「片付けしなさい」という命令形の言葉ではなく、理解を示し、共感を持って接することで、子供は片付けを前向きな行動として捉えることができるでしょう。親と子供が協力し合い、楽しみながら片付けを行うことで、子供は自己管理能力や責任感を身につけることができるでしょう。

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