【子育て論】Minecraft(マインクラフト)が与える子供の影響

子育て

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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世界で全プラットフォーム累計1億本の販売数を達成している大人気サンドボックスゲーム『マインクラフト(Minecraft)』。日本国内においても子供から大人まで幅広く楽しまれている本作ですが、近年そのゲームとしての面白さのみならず、学習効果にも注目が集まっています。

私の息子もSwitchのマインクラフトを買ってから、絶賛どハマり中で、YouTubeでもずっとマインクラフトの映像を見ています。
私の息子からも目に見えてわかる学習効果について、基本的な情報にはじまり、ゲームを取り巻く様々な環境についてご紹介していきます。

『マインクラフト』とは?

『マインクラフト』はスウェーデンのストックホルムに本拠を置くMojang社が開発したゲーム。同社は2014年にWindowsで知られるMicrosoft社に買収され、最新技術を用いた活用法や学校教育用バージョンの『Minecraft: Education Edition』といった方面にも注力しています。スマートフォンを含む現行の主要プラットフォームのほぼ全てでリリースされており、日本ではPS Vita版が子供達の間で親しまれているようです。ゲーム世界はボクセルと呼ばれるブロックで表現された木や土、岩などで構成されており、それらを壊して集めたり、逆に集めたブロックを配置して建物を作ったりするという内容の作品。例えるならデジタル世界の「積み木」あるいは「砂場」と言えるものでしょうか。アイテムを組み合わせた「クラフト」や、食事をしないと飢えてしまうというサバイバル的要素、ほぼ無限に生成されるブロックを利用した建造物の制作など、物質的な制約を受けてしまう「積み木」とは違い、デジタルゲームだからこそ出来る表現が魅力です。

デンマークやイギリスでは国家機関が自国の領土を再現したり、美術館を運営するTateが絵画の世界をテーマにしたワールドを制作するなど、『マインクラフト』を使ったユニークな試みが行われています。また、国内外の教育機関では「教材」として注目を集めており、実際に海外の学校では科目として採用している所もあります。国内においても少数ながらも特別授業などが実施されている状況です。

では実際に『マインクラフト』にどういった学習効果が期待されているのか、項目に分けて紹介していきます。

サバイバル要素で問題解決能力を鍛えることができる

サバイバルモードは『マインクラフト』の基本的なゲームモードの1つ。プレイヤーの分身となるキャラクターが何も持たない状態で世界に投げ出され、そこから試行錯誤をしながら生活していくというもの。チュートリアルである程度の指針は提示されるものの、基本的には自分で考えて行動しなければならず、遭遇する諸問題に対して自分なりの解決策で対応していきます。例えば、夜にはモンスターが出現するため安全を確保することが必要になりますが、その解決方法は様々です。木を伐採して木材を入手し家を建てたり、山の斜面に横穴を掘って仮住まいにしたり、単純に地面に穴を掘ってその中で夜をやり過ごしたりと、今の自分の状況や考え方によって人それぞれのアプローチが出来ます。『マインクラフト』ではこうような出来事が次々と起こり、プレイヤーは「問題を解決」あるいは「目標を達成」するために試行錯誤を繰り返します。失敗した時には「次はこうしてみよう」と考えたり、上手く行ったときでも「こう工夫すればもっと良くなるんじゃないか」と試したり、問題や目標に向かってどのように対処するか、その考え方が身につくと言われています。
うちの息子はサバイバルモードでゾンビにビビってクリエイティブモードでやっておりますが。。。

クリエイティブな感覚を刺激

本作では、ボクセルと呼ばれるブロックを積み上げることで様々なモノを表現することが出来ます。ボクセルを積み上げてモノを表現する「遊び」は世界中のユーザーに親しまれており、それらは作品として公開されることもあります。また、前述したように英国の芸術団体Taleが絵画をテーマにした世界を構築したり、歴史的建造物が再現されたりと、多彩な活用方法が考えられています。想像したものを実際に作り上げていく遊びは、ユーザーのクリエイティブな感性を大いに刺激し、発表する場があることは「ものづくり」の楽しさを覚えることが出来るでしょう。ブロックを使って「何か」を表現することは、如何にしてそれを実現していくかを考えるプロセスもあり、子供達にとって有益な体験を手軽に楽しめるのではないでしょうか。
子供でも「あれ、そんなことできるんだ」と驚くほど想像力を養うことができると思います。
またそれらを作るためにYouTubeなどのコンテンツを活用し、事前に学習して、行動に移す姿勢は、父としても感心させられます。

ゲームの中で機械作り!テクノロジーの基礎を学ぶ

『マインクラフト』にはやや上級者的な要素として、レッドストーン回路と呼ばれる機械装置を作るためのシステムが用意されています。このレッドストーン回路では、スイッチを用いたON/OFF機能付きの照明といった簡単な装置からエレベーター的な昇降装置、果ては巨大ロボットといったものまで様々な装置を作ることが可能。現代的なテクノロジーの基礎を学ぶことが出来ます。このレッドストーン回路は『マインクラフト』の中でも特に学習効果に期待が寄せられている要素の1つ。遊びを通じてコンピューターサイエンスを学び、論理的思考を鍛える効果があると言われています。同じ結果を生む装置でも、設計者それぞれのアイデアが盛り込まれていることも多く、装置の仕組みを知り、発展させる応用力を養うといった効果も。『マインクラフト』を使った教育イベントでもテーマとして取り上げられることが多く、国内外の教育者からその可能性に大きな注目が寄せられています。

みんなで遊んで、協調性を豊かに

『マインクラフト』では1つの世界を多人数で共有して同時に遊ぶことが出来ます。1人では困難だった目標も友達や仲間と協力すれば効率的に達成できるため、チームワークを通じて協調性を培う場として教育現場で利用されています。例えばグループを組んで「大きな建造物を作る」という課題が出たとすれば、子供達はそれを達成するために「どういった建造物を作るのか」「役割分担をどうするか」といった話し合いを経て、実際に建築作業に移っていくことになります。そうしたやり取りの中で、リーダーシップを発揮する人、活発にアイデアを出す人、仲間の作業をフォローする人などの個性を発見することができると報告されています。通常の授業ではあまりパッとしなかった生徒が驚くべき輝きを見せることもあるそうです。1つの目標に対して協力して取り組むことはなかなか難しいこと。ゲームである『マインクラフト』では失敗をしても挽回することが容易で、「トライアルアンドエラー」を実践しやすい環境が整っています。失敗を恐れることなくアイデアを出し、仮に失敗したとしてもみんなで解決策を考えていける、そういった貴重な経験を得ることが出来ると考えられています。

課金すれば強くなるゲームは基本頭の悪い人がやることです。
想像力豊かにしていくものであったり、RPGのゲームはクリアしていく中で常に壁が生じます。
その壁をどうやって乗り越えていくか、実は勉強できる部分が多々あると思っています。

ゲームのし過ぎは身体に与える影響がありますが、適度であれば身につくものが多々あります!

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