【アニメ】呪術廻戦から学ぶ「ネガティブ思考」に打ち勝つ方法

アニメ

10歳からバスケットボールをはじめ、日本一を2度経験。
プレイヤーとしての夢は病気の影響により断念したが、「成長過程にいる男たちを、いっぱしの男にしてやりたい!」という思いを胸に、バスケットボールコーチしてます!また大学事務職員として教学マネージメントを担当。リアルな観点から「教育」「子育て論」「コーチング」などについて情報を発信していきます!

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コミックス累計6500万部を突破、『劇場版 呪術廻戦 0』の興収収入135億円突破など、人気を誇る『呪術廻戦』。
様々なコラボや新作グッズが公開され、現在は『呪術廻戦 渋谷事変』が放送されており、話題沸騰中の超人気シリーズ。

作品のジャンルとしては「ダークファンタジー×アクション」漫画。普通の高校生である主人公・虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)が、ある出来事をきっかけに邪悪な「呪霊」と呼ばれる存在と戦う「呪術師」となり、仲間と助け合いながら呪霊と戦っていくという物語です。

「呪霊」や「呪術師」など、ホラー色の強いキーワードを除けば、ザ・王道の少年漫画だという気がしますが、この作品にはそれだけでは終わらない不思議な「ぞわぞわ感」が漂っています。

また最近はもう過去のようにも思えてしまいますが、なかなかおさまらない新型コロナウイルスの世界的大流行を受けて、これまでの日常が一変、生活スタイルや働き方が変わり、思い通りにいかない日々にイライラやモヤモヤした気持ちを募らせている人も多かったことでしょう。

こんな状況では、誰もが不安と行き場のない怒りを抱え、ネガティブな思考に陥りがち。他人と比較して卑屈になったり、誰かを恨んだり、妬ましく思ったり、自分を許せなくなることもあるでしょう。

そんな時に支えとなるのは、そういった呪いや縛りをはねのけるような「言葉」だと思いました。
今日はその呪術廻戦でフルフルワクワクする言葉を皆さんに紹介したいと思います。

自分が死ぬ時のことは分からんけど 生き様で後悔はしたくない


これは、虎杖が呪術高専東京校の学長夜蛾正道に言ったセリフです。

この言葉は、私たちに、自分の生き様について、ふと気づきを与えてくれる気がします。
自分らしく生きているか。堂々と実直に生きているか。自分の人生を納得して生きているか。

このセリフの直前、「死んだ爺ちゃんの遺言に従って人助けをしたい」という理由で高専入学を志望している虎杖に対し、校長の夜蛾は不合格を下すのです。自らの意思ではなく、他人の指図で行動するような人間には、呪術師は務まらないと、一刀両断したのでした。

これにより虎杖は、自分の意思があいまいであることにハッと気づかされます。爺ちゃんに言われたから呪術師になりたいのか? それとも自らそうしたいと思っているのか? 夜蛾が差し向ける呪骸と戦いながら、虎杖は考えて考え抜いて、嘘偽りのない自分の答えを導き出す。その答えがこのセリフです。

人は誰もが、大切な人から願いや希望を伝えられると、その期待に応えたいと思うもの。ただし、それを言われたからやるのか、自らも望んでやるのかによって、行動の持つ意味合いや責任の所在が大きく変わってきます。

言われたから、その呪縛によって「しなければならない」ことなのか? それとも自分が心から「したい」ことなのか? 自分の人生に責任を持って生きているか? 納得して生きているか? 今一度考えてみたいですね。

私は綺麗にオシャレしてる私が大好きだ!!強くあろうとする私が大好きだ!!

それでも自分が見えなくなることもあります。そんな時は、自分を鼓舞することが必要でしょう。そんなときに響くのが、釘崎野薔薇が発したこの言葉です。

京都姉妹校交流会において、釘崎野薔薇が西宮桃に言ったセリフですが、印象的なのは、釘崎が「強い私が好き」と言っているのではなく、「強くあろうとする私が好き」と言っている点。ただのナルシストではなく、ストイックに理想を追求する自分のことを気に入っているという点です。

自分の生き方に確固たる信念を持ち、確固たる自分像をつくり上げ、それに則って生きる。まさに、釘崎が示しているのは、後悔しない生き様です。

ただし、念頭に置いていただきたいことのが、五条悟が伏黒恵に言った言葉です。

「死んで勝つ」と「死んでも勝つ」は全然違うよ 恵 本気でやれ もっと欲張れ


「死んで勝つ」と「死んでも勝つ」の大きな違いは、前者が死ぬことを前提にしているのに対し、後者は必ずしも死が前提になっていないところにあります。

たとえ死ぬ気でやったとしても、本当に死んではいけない。

捨て鉢になっては強くなれないことを悟った伏黒は、技術のみならずメンタル面も鍛えられ、この五条の教えはその後の彼の行動指針になっていきました。

私たちの日常でも、ものごとに取り組む姿勢として、この“五条イズム”はおおいに参考になります。 最初から失敗前提なのか? それとも成功を見据えつつ、失敗を恐れずにやるのか? 心の持ちようによって、達成度合いは大きく変わってくる。目的をもってなにかに取り組むときに求められるのは、後ろ向きではなく前向きな姿勢なのは言うまでもないでしょう。

「呪術廻戦」には、こういった、ネガティブをポジティブに切り替えるための強いセリフが数々あります。まさに、「弱い自分から脱皮し、折れない心と強い自分をつくる教科書」と言える作品です。

コンプレックスを力に変える強力なメッセージを込めた作品。リアルに通じる教えが詰まっているのが『呪術廻戦』の面白さの1つです。

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